2023 Fiscal Year Research-status Report
ヒト乳歯歯髄幹細胞を用いた膵島オルガノイドによる画期的膵島移植プロトコールの開発
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23K08082
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Research Institution | Aichi Medical University |
Principal Investigator |
石山 宏平 愛知医科大学, 医学部, 准教授 (50437589)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩崎 研太 愛知医科大学, 医学部, 准教授 (10508881)
恒川 新 愛知医科大学, 医学部, 教授 (40612768)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 膵島移植 / 間葉系幹細胞 / 免疫制御 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023~2025年度の研究計画である「SHEDおよび膵島オルガノイドによる免疫抑制メカニズムの解析」については、シングルセル解析を行うことでSHEDが有する免疫抑制効果の解明が進んだ。現状、把握しているPDL-1、IDO、PGE、TGFβの遺伝子発現増強が確認できたうえで、その他の因子を検索することができた。抑制因子であるIL24の発現上昇が活性化SHEDに認められることや、その他複数の因子が影響していることが判明した。更に、PDL1を発現する集団と、液性因子(IDO、PGE、TGFβ)を発現する集団が異なる可能性も判明してきた。 「SHEDを用いた膵島オルガノイド作成と機能評価」に関しては、ヒト膵島が入手困難となっており、進捗が遅くなっているが、ヒトβ細胞株を用いたSHEDとのオルガノイド作成には成功した。グルコース応答性の評価は出来ていないが、インスリン産生能に影響はないことを確認した。 以上の研究内容について膵・膵島移植学会や、異種移植研究会、臓器保存生物医学会などで報告した。 論文作成も進んでおり、2024年度には投稿予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
オルガノイド作成に難渋しているが、SHEDのメカニズム解析が進んでおり、おおむね順調と考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
シングルセル解析の手法を確立できたので、効率のよいSHEDの培養条件や、免疫抑制メカニズムの解析を主としている。 今後、ヒト膵島の入手が困難であれば、ブタ膵島を用いた実験も開始する予定である。
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Causes of Carryover |
今年度未使用の研究費に関しては、次年度に行う計画でもある、シングルセル解析で判明した免疫抑制因子のアッセイに必要な試薬の購入と、ヒト膵島もしくはブタ膵島購入などに充てる
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Research Products
(3 results)