2023 Fiscal Year Research-status Report
MDSC・腫瘍PDL1/CD47を標的としたNK細胞再活性化による大腸癌遠隔転移制御戦略の開発
Project/Area Number |
23K08212
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
長谷川 寛 神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (50529542)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
掛地 吉弘 神戸大学, 医学研究科, 教授 (80284488)
山下 公大 神戸大学, 医学部附属病院, 特命准教授 (80535427)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 大腸癌 / Natural Killer(NK)細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
癌の浸潤転移機構においてNatural Killer(NK)細胞が抑制されると遠隔転移が促進される。 NK細胞が抑制される機序としてMyeloid derived suppressor cell (MDSC)増加あるいはCirculating tumor cell (CTC)のPDL1・CD47発現が強く関与していると考えている。 大腸癌患者の癌微小環境(原発巣、所属リンパ節、転移巣、末梢血)において、NK細胞、MDSC、腫瘍PDL1・CD47の発現を評価し、MDSCおよび腫瘍PDL1・CD47を標的としたNK細胞の再活性化による遠隔転移制御の治療体系を確立する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
特に問題なく研究が進捗している。
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Strategy for Future Research Activity |
計画通りに研究をすすめていくが、 特に臨床検体を用いて研究を強く推進していく。
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Causes of Carryover |
試薬等の費用が予定よりも安かったため。
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