2023 Fiscal Year Research-status Report
小細胞肺癌に対する二重特異性Ligand型CAR-T細胞を用いた新規治療法の開発
Project/Area Number |
23K08310
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
原 大輔 信州大学, 医学部附属病院, 医員 (90761007)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 美幸 信州大学, 医学部, 講師(特定雇用) (10550478)
清水 公裕 信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (90375535)
三島 修治 信州大学, 医学部附属病院, 医員 (50938347)
松岡 峻一郎 信州大学, 医学部附属病院, 助教(診療) (70868091)
三浦 健太郎 信州大学, 医学部附属病院, 助教(特定雇用) (70624716)
江口 隆 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 講師 (50447744)
濱中 一敏 信州大学, 学術研究院医学系, 准教授 (20419386)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | CAR-T細胞療法 / ピギーバックトランスポゾン / 小細胞肺癌 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は小細胞肺癌細胞株を用いたマウスモデルの検討および、CAR発現の安定性と向上を期待したspacerの検討を実施した。小細胞肺癌株は当科が有する2種類の細胞株を対象に、ルシフェラーゼをウイルス法で導入し、single cell cloningを実施した。共培養試験で抗腫瘍効果に変化がないことを確認し、NGSマウスに尾静脈投与した。腫瘍は全身転移モデルとしてIVISで検出が可能で、ヒト小細胞肺癌全身転移モデルを作成することが可能となった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今後の検証に必要不可欠であるマウスモデルの作成に成功した。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度以降は、スペーサーの検証に加え、培養法の最適化を進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
本研究は小児医学教室との共同研究であり、消耗品購入費用として計上していた費用が次年度使用額となっている。これらは培養法最適化のための試薬購入に当てる予定である。
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