2023 Fiscal Year Research-status Report
安静時functional MRIを用いた意識の可視化
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23K08330
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
岡田 雅子 神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (00622549)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野村 有紀 神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (60643955)
佐藤 仁昭 神戸大学, 医学研究科, 准教授 (80403286)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 意識の可視化 / 周術期fMRI / pharmacological fMRI |
Outline of Annual Research Achievements |
麻酔・鎮静時谷意識障害患者の意識レベルの客観的評価は医療者のみならず患者自身やその家族にとっても大きな問題である。ICUにおける重症患者で、意識障害が遷延する症例に対してはCT,可能であればMRIなどの画像診断で器質的な評価を行ったうえで、意識レベルの評価としては脳波が主に用いられているが、客観的評価が可能とはいいがたい状況である。 ICUの入室患者の中には治療経過が順調であるにもかかわらず、意識障害の遷延する患者が存在する。意識障害患者の意識レベルの客観的評価を安静時functional MRIを行うことでICU入室者における遷延する意識障害の評価の一助になる可能性があることに注目し、患者リクルートメントを行っている。 また、関連研究となる麻酔中のfMRIに関して論文投稿中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
ICU重症患者の治療過程で意識障害が遷延する患者の選択およびfMRIの撮像まで可能な症例の選定が遅滞しており当初の予定より研究が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
対象症例の選定方法の検討および、ICU関係者、関係各部署との連携を図ることを進めている。
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Causes of Carryover |
初年度において、患者の選択に関して予定より進捗が遅延しておりfMRI撮影費用等を次年度に計上することとなった。
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