2023 Fiscal Year Research-status Report
Effect of cold platelet for rabbit bleeding model
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23K08392
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
小高 光晴 東京女子医科大学, 医学部, 臨床教授 (90280635)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 冷蔵血小板 |
Outline of Annual Research Achievements |
ウサギを用いたEar chamber windowモデル作成は実験協力テクニシャンと共同で、作成可能となった。現在、次のステップである、ウサギ大量出血モデル、すなわち循環血液量半分を脱血し生理食塩水に置換したモデルを作成試行中である。 しかし、脱血タイミングと、生理食塩水を戻すタイミングがうまくいかないことがあり、低血圧を招きすぎウサギが死亡する例が生じている。現在生存率が半数程度の状況であり、モデル作成が安定していない。よってまず、脱血、生理食塩水投与タイミングを模索し、ウサギの生存率を上げる努力を現在行っている。 生存率が80%以上で安定すれば、このモデルを用いて、2群分けを行い、常温血小板投与群または冷蔵血小板投与群とに分け、生体顕微鏡を用いて、ウサギ耳での血流速度を比較検討可能となる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
計画では、すでにウサギ大量出血モデルが完成し、常温及び冷蔵血小板製剤を2群に分けて投与する段階であるが、前述したようにウサギの死亡率が半数を超え、まだ安定していない。血小板製剤は、日本赤十字から提供されている貴重な製剤で、使用期限も1日とかぎられているため、まずはモデルの生存率向上を安定させる予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
現在では、実験遂行日として月に1-2回程度行っているが、実験モデルの安定化や、スキル向上には頻度が少ないと考えている。実験室の確保やテクニシャンのスケジュールを合わせ、今後は週1回程度の実験日を設け、進捗のペースを上げていきたい。
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Causes of Carryover |
円安により、国際学会参加費、飛行機代、宿泊代が高騰したため。
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