2023 Fiscal Year Research-status Report
CRPSのwarm期に特異的な痛み関連シグナルとしてのmicroRNAの探索
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23K08404
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
竹村 佳記 富山大学, 学術研究部医学系, 講師 (70624922)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 複合性局所疼痛症候群 / warm CRPS / エクソソーム micro RNA / バイオマーカー / 個別化医療 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、当講座の事情により実験自体を遂行することができなかった。その状況下でまず、これまで文献検索したCRPSモデルマウスのmicroRNA情報を整理し、次年度のmicro RNA採取のポイントや採取すべきmicro RNAを再検討した。また、今後のmicro RNA探索を行うための適切な方法に関する情報収集を行い、その得られた結果をもとに必要機器や機材の整備および設置をおこなった。具体的には、学会にてCRPSに関するmicro RNAの発表を行い、また、関連発表の研究者との情報交換や文献検索を通して、研究方法について確実性を上げられるよう検討した。 次年度のmicro RNA研究におけるプロトコールの準備は終了している。本研究における客観的指標として、エクソソーム micro RNAを用いる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
今回、研究に対するエフォートが小さかった。その理由として、教授不在期間および新教授就任後に医局長を勤めたことが主に考えられる。 次年度は、本年度よりも比較的研究のための時間を確保して、本研究を進める。
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Strategy for Future Research Activity |
既述の通り、本年度は当講座の事情により実験自体を遂行することができなかった。しかし、情報収集の点から少しずつ準備は進めることができた。次年度は以下のように進める予定である。 CRPSモデルマウスを作成し、warm期におけるいくつかの採血ポイントで採血し、その資料からエクソソーム micro RNAを抽出することで、warm期の客観的指標となるmicro RNAを同定する。
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Causes of Carryover |
既述の通り、今年度の研究計画が遅れているためである。今年度はエクソソーム micro RNAの探索研究を進める予定であり、物品費や研究打ち合わせのための旅費、その他において使用できる予定である。
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