2023 Fiscal Year Research-status Report
低親和性神経成長因子受容体選択的リガンド:LM11A-31による術後認知機能障害予防戦略
Project/Area Number |
23K08411
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
山蔭 道明 札幌医科大学, 医学部, 教授 (70285005)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平畑 知輝 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (00966301)
茶木 友浩 札幌医科大学, 医学部, 助教 (30758701)
佐藤 慧 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (90884346)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 術後認知機能障害 / 低親和性神経成長因子受容体 / LM11A-31 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、低親和性神経成長因子受容体p75選択的リガンドであるLM11A-31の術後認知機能障害予防効果を検証することであり、POCDに対する新たな治療戦略を提言することを採取的な目標としている。本研究ではまず、全身麻酔および手術侵襲を加えたPOCDモデルマウスに対して、実際にLM11A-31による術後認知機能障害改善効果が認められるかどうか検証を行った。その結果、LM11A-31を投与したマウスにおいて、バーンズ迷路試験の結果が改善する傾向を認めた。今後は、統計学的な有意差が得られるよう対象数を増やし、p75の発現や局在についても検討を行なっていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
他業務との兼ね合いの結果、本研究課題に注力する時間が多く確保できなかった。研究分担者と相談の上、業務の再分配も考慮し、本課題を推進していく。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、行動学的実験において統計学的な有意差が得られるよう、対象数を増やすとともに、p75の発現、神経炎症やアポトーシスの評価など、機序を解明するアプローチを推進する予定である。
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Causes of Carryover |
マウスの購入費、および抗体の購入費として、使用する予定である。
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