2023 Fiscal Year Research-status Report
マイクロ波びまん性脳損傷に対する病態可視化と集学的治療の開発
Project/Area Number |
23K08431
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
横堀 将司 日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (70449271)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斎藤 顕宜 東京理科大学, 薬学部薬学科, 教授 (00366832)
山田 大輔 東京理科大学, 薬学部薬学科, 講師 (10621302)
佐々木 和馬 獨協医科大学, 医学部, 助教 (30832266)
五十嵐 豊 日本医科大学, 医学部, 講師 (50771101)
山田 真吏奈 日本体育大学, 保健医療学部, 准教授 (70508621)
布施 明 日本医科大学, 医学部, 教授 (80238641)
阪本 太吾 日本医科大学, 医学部, 助教 (90587073)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | びまん性脳損傷 / マイクロウエーブ / ラットモデル |
Outline of Annual Research Achievements |
安定した全脳損傷モデルを作成するために、マイクロ波照射装置(Model MMW8209;05, Muromachi microwave fixation system)を 用いて、2.45GHzのマイクロ波を3.0kW、0.10秒間、ラット頭部に照射し損傷を作成した。照射後30分以内に鎮痛・鎮静下に断頭し脳を摘出しHPLCによる脳組織の生化学的評価を行った。ラット脳海馬から得られたサンプルのアミノ酸およびGABAをHPLCにて測定し、損傷作成群とコントロール群にて比較することで、GABAと17のアミノ酸を測定した。これによりグルタミン酸の脳細胞内の低下を認め、全脳障害急性期におけるExcitotoxityを確認することができた。今後は免疫組織染色および行動実験を進める予定である。また、すでに我が国で使用可能となっているグルタミン酸チャネルブロッカーであるAMPA Chennel blockerの有効性を確認する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
おおむね順調である。 ラットモデルは安定して作成できており、東京理科大学とのスムースな連携も取れている。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、ラットモデルの形態的解析を続けていく
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Causes of Carryover |
引き続きの研究遂行に要するため
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