2023 Fiscal Year Research-status Report
敗血症関連脳症の新たな治療ターゲットとしての血液脳関門グリコカリックスの動態解析
Project/Area Number |
23K08444
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
数馬 聡 札幌医科大学, 医学部, 講師 (20722060)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉川 裕介 札幌医科大学, 医学部, 講師 (40721759)
齋藤 菜摘 札幌医科大学, 医学部, 助教 (20737382)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 敗血症性脳症 / グリコカリックス / グリア / デクスメデトミジン |
Outline of Annual Research Achievements |
C57BL/6マウスを用いてLPSを腹腔内投与し敗血症モデルを作製した.これらの24時間後の脳組織を採取し,BBBのeGCXの障害を評価し,脳実質の組織学的評価およびグリア細胞の免疫組織化学による評価およびレクチンによるeGCXの定量評価した.現時点で敗血症モデルにおいて有意にeGCXが障害されていることを示している.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
実験動物および試薬納品の遅れ,欠品.また,マンパワーが充足していないことが理由としてあげられる.
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Strategy for Future Research Activity |
今後マンパワーの確保を中心に当初の予定を満たしていく予定である.
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Causes of Carryover |
引き続き敗血症モデルにおけるSAEの検討をBBBのeGCX評価を中心に行っていく.また行動モデルに関しても評価する.脳実質の組織学的評価およびグリア細胞の免疫組織化学による評価および虚血を評価するための脳MRI画像評価を行う. 可能であれば,セボフルラン,プロポフォール,デクスメデトミジンの治療効果の検討を行う.得られた結果から国際学会,国内学会発表を予定する.
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