2023 Fiscal Year Research-status Report
Humanization of intensive care mitigates patients' delirium and mental stress.
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23K08446
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
笹野 信子 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (70381879)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐野 文昭 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (10752826)
小田嶋 裕輝 旭川医科大学, 医学部, 教授 (20707567)
草間 宣好 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (60336691)
田村 哲也 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (90381889)
小川 成 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 教授 (90571688)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Keywords | humanization / せん妄 / 家族ケア / 入浴 / 集中治療 / Quality improvement |
Outline of Annual Research Achievements |
ICU外活動に対する職員の意識調査を行った。また、ICU外活動を通して、患者をより人間と感じられることに関して、医師・看護師・理学療法士・臨床工学技士を対象としたアンケート調査を行った。以上の結果を、第51回日本集中治療医学会学術集会、The 23dr Joint Scientific Congress of the KSCCM and JSICM, World Congress On NURSING EDUCATION & PRACTICE, 12th Annual John Hopkins Critical Care Rehabilitation Conferenceで発表した。日本集中治療医学会では、パネルディスカッションに取り上げられ、12th Annual John Hopkins Critical Care Rehabilitation Conferenceでは、best oral presentation awardを受賞した。 家族同伴の屋外庭園散歩に関する研究においては、看護師全16例のサンプリングを終了し、患者・家族は7例終了した。あと10組の患者・家族の参加を募集している。 看護師7例を対象にしたインタビュー調査を終了し、現在解析中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
家族を伴って散歩をする対象が少ないこと、研究参加の同意が得られない症例が何例かあったため、遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
患者・家族の無理な研究参加要請はしないよう、粘り強く、症例を集めるが、研究参加に同意いただけない場合も多い。 これに対し、視点を少し変えて、患者・家族に代わって、医療従事者を対象とした、ICU外活動が医療のhumanizationに及ぼす影響に対するサーベイを、より深く研究することも計画する。
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Causes of Carryover |
研究参加人数が計画以下となり、検体数が少なくなったことと、オキシトシン測定の検体は、測定のためのキットが高額のため、ある程度一括して提出したほうが良いため、まだ提出できていない検体が、冷凍保存されていることが原因と考える。 これに対し、今年度、検体を提出すること、および、一連の研究に関わる成果の一端を、英文誌に発表する予定であり、そのためのAPC(article processing charge)がかなり高額(50万円程度)であるため、研究費はその費用に充てる。
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Research Products
(4 results)