2023 Fiscal Year Research-status Report
Effect of ADAMTS13 on pathogenesis of acute respiratory distress syndrome
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23K08447
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
西村 信城 奈良県立医科大学, 医学部, 特任助教 (80865519)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西尾 健治 奈良県立医科大学, 医学部, 医員 (60254489)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 急性呼吸窮迫症候群 / ADAMTS13 |
Outline of Annual Research Achievements |
我々のグループは、ADAMTS13がVWFを制御することで、ADAMTS13が血栓形成や炎症という生体防御反応を制御していることについて検証してきた。現在までに、ARDS(Acute Respiratory Distress Syndrome)は血管内皮細胞の障害と肺損傷を特徴とすることが知られていおり、ARDSに関連して内皮障害が起こることでVWFが上昇する可能性を示唆する報告が散見される。ARDSは血管内皮障害と局所の炎症が起こっていることから、ADAMTS13及びVWFが関連する可能性は高いと推察している。今回の実験ではADAMTS13が急性呼吸窮迫症候群の治療薬となる可能性について検証する。実際にはマウスの左主幹気管支への塩酸の選択的気管内刺激は、ヒトARDSと同様の組織病理学的所見を伴う急性組織損傷を引き起こすことが知られており、このARDSモデルマウスを使用する。①ワイルドタイプ、ADAMTS13ノックアウトマウス、VWFノックアウトマウスの3群にそれぞれARDSモデルマウスを実施し、その重症度、死亡率を観察する。②これら3群間で肺組織の病理像やサイトカインを比較する。③リコンビナントADAMTS13投与でのARDSへの影響、ADAMTS13投与に伴う副事象(特に出血傾向)が起きないかどうか、を調べることを目的としている。これらの実験の実施を行うために現状情報収集段階である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究以外の研究も並行して行なっており、そちらや他の業務に費やすエフォートが大きくなってしまい、本研究に費やすエフォートが予定通り確保できず、実験の進行が遅れてしまった。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画通り、少なくとも研究を立案し進めていきたい。
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Causes of Carryover |
本研究を実施するにあたって、研究の遅れが生じてしまっている。研究の遅れのために前年度に使用する予定であった研究費を次年度に使用しようと考える。
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