2023 Fiscal Year Research-status Report
Quantitative evaluation of sports-related concussion using blood biomarkers
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23K08506
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Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
末廣 栄一 国際医療福祉大学, 医学部, 教授 (10363110)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中山 晴雄 東邦大学, 医学部, 講師 (10537377)
重森 裕 福岡大学, スポーツ科学部, 教授 (30465273)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | スポーツ / 脳振盪 / バイオマーカー |
Outline of Annual Research Achievements |
スポーツ関連脳振盪の客観的評価を目的として、血液バイオマーカーとMRIによる画像診断を行うこととし研究を開始した。血液バイオマーカーの測定機器の製造元の都合で、測定の際に使用するカートリッジの調達(輸入)が、なかなか進まず、1セット目の輸入の時点で半年以上の時間を要した。そのため、研究開始が冬期になってしまったため、スポーツ関連脳振盪の発生頻度自体が少なく、患者の収集が3例に留まった。3例の成果としては、血液バイオマーカーの測定値は正常範囲内に留まり、MRIによる画像にても明らかな異常所見を認めなかった。理由としては、重症度が軽症であったことにあると考える。本研究では、基本的に歩いて救急外来を受診する患者を対象としており、適応患者として救急搬送の患者等も含めるように改善が必要と考える。また、血液バイオマーカーの測定時期も検討が必要である。今回の3症例は、すべて受傷後2時間以内であった。これまでの報告を参考とし、受傷から血液採取までの時間が、もう少し必要なのかもしれない。MRI画像についても、同様に重症度と撮影のタイミングの問題があり、今後検討する必要がある。その一環として、倫理委員会の変更を申請した上で、一般頭部外傷患者も対象として、本研究に組み込む必要がある。コントロールとして、一般頭部外傷患者の血液採取、MRI検査を行った上で、研究対象者の適切な重症度や検査のタイミングを検討したいと考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究実績の概要でも述べたように、血液バイオマーカーの測定機器の調達に問題が生じた。時間を要したものの、調達可能となったため今後症例数を積み重ねる。
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Strategy for Future Research Activity |
新年度となり、屋外スポーツのシーズンに突入する。スポーツ関連脳振盪の発生頻度も増えてくると予想されるため、積極的に患者受け入れを推奨する。また、近隣大学の体育部にも声がけをして、頭部外傷による症状を認めた場合は、連絡を頂けるように啓発活動を行う。
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Causes of Carryover |
血液バイオマーカー測定の開始が遅れたため、その消耗品であるカートリッジの購入が予定よりも少なかった。次年度、カートリッジの消費量が増えると考えられ、カートリッジの購入に使用する。
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[Journal Article] The current status of reversal therapy in Japan for elderly patients with head injury treated with antithrombotic agents: a prospective multicenter observational study.2024
Author(s)
Suehiro E, Shiomi N, Yatsushige H, Hirota S, Hasegawa S, Karibe H, Miyata A, Kawakita K, Haji K, Aihara H, Yokobori S, Inaji M, Maeda T, Onuki T, Oshio K, Komoribayashi N, Suzuki M.
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Journal Title
Heliyon
Volume: 10
Pages: e25193
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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[Journal Article] Retrospective observational study of patients with subdural hematoma treated with idarucizumab2023
Author(s)
Suehiro E, Ishihara H, Kogeichi Y, Ozawa T, Haraguchi K, Honda M, Honda Y, Inaba M, Kabeya R, Kanda N, Koketsu K, Murakami N, Nakamoto H, Oshio K, Saigusa K, Shuto T, Sugiyama S, Suzuyama K, Terashima T, Tsuura M, Nakada M, Kobata H, Higashi T, Sakai N, Suzuki M
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Journal Title
Neurotrauma Reports
Volume: 4
Pages: 790-796
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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