2023 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23K08589
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
魚谷 弘二 岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (30708087)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 晶 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 技術職員 (00910514)
尾崎 敏文 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (40294459)
藤原 智洋 岡山大学, 大学病院, 講師 (80639211)
田澤 大 岡山大学, 大学病院, 准教授 (90415513)
三澤 治夫 岡山大学, 大学病院, 助教 (60448222) [Withdrawn]
小田 孔明 岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (10751836)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 脊髄腫瘍 / ウイルス治療 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究概要:(1) 腫瘍細胞株と正常神経細胞における CAR と hTERT の発現及び、テロメライシンによる抗腫瘍効果と正常細胞への影響を評価する。 (2)患 者腫瘍検体からの初代培養細胞におけるCARとhTERT の発現及び、テロメライシンによる抗腫瘍効果を評価する。(3)患者腫瘍切片でのCARとhTE RT の発現及び、ウイルスの感染効率を評価する。(4)ラットにおける脊椎脊髄腫瘍モデルを作製し 腫瘍切除後にテロメライシンを切除部に投 与し、抗腫瘍効果と正常組織への影響を評価する。 上記において現在のところ脊髄腫瘍細胞株及び正常神経細胞を用いたOBP-301,401の抗腫瘍効果を評価し、ウイルスの抗腫瘍効果を確認した。正常細胞への影響を評価するために予備実験を行っている。またCARおよびhTERTの発現を分子生物学的手法で検討し、ある一定の傾向を得た。臨床腫瘍検体を用いて、CAR,hTERTの発現およびウイルスの感染傾向を評価した。悪性腫瘍でのより強い有効性が期待できた。動物実験を進めるための計画書の承認を得て、脊髄腫瘍のラットモデルを作成し始めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究概要:(1) 腫瘍細胞株と正常神経細胞における CAR と hTERT の発現及び、テロメライシンによる抗腫瘍効果と正常細胞への影響を評価する。 (2)患者腫瘍検体からの初代培養細胞におけるCARとhTERT の発現及び、テロメライシンによる抗腫瘍効果を評価する。(3)患者腫瘍切片でのCARとhTE RT の発現及び、ウイルスの感染効率を評価する。(4)ラットにおける脊椎脊髄腫瘍モデルを作製し 腫瘍切除後にテロメライシンを切除部に投 与し、抗腫瘍効果と正常組織への影響を評価する。 上記において現在のところ(1)については8割は終了している。正常細胞への影響の評価方法を検討中である。(2)、(3)に関しては倫理委員会承認のもと、症例があれば実施できている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究概要:(1) 腫瘍細胞株と正常神経細胞における CAR と hTERT の発現及び、テロメライシンによる抗腫瘍効果と正常細胞への影響を評価する。 (2)患者腫瘍検体からの初代培養細胞におけるCARとhTERT の発現及び、テロメライシンによる抗腫瘍効果を評価する。(3)患者腫瘍切片でのCARとhTE RT の発現及び、ウイルスの感染効率を評価する。(4)ラットにおける脊椎脊髄腫瘍モデルを作製し 腫瘍切除後にテロメライシンを切除部に投 与し、抗腫瘍効果と正常組織への影響を評価する。 上記において現在のところ(1)については正常細胞への影響の評価を行う。(2)、(3)に関しては症例があれば実施していく。(4)に関しては動物実験とDNA組み換え実験の承認は得られており、脊髄腫瘍モデルを作成しウイルス投与を行っていく。
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Causes of Carryover |
分子生物学的検討の継続、動物実験の実施、学会への参加・発表 正常細胞に対する実験が予想よりも難渋し、正常細胞とその培養のための製剤の購入、免疫染色の抗体の購入などで資金が不足したため。
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