2023 Fiscal Year Research-status Report
再受傷予防を目指した膝前十字靭帯再建術後の神経筋コントロール機構の病態解明
Project/Area Number |
23K08690
|
Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
木村 由佳 弘前大学, 医学部附属病院, 講師 (40455746)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石橋 恭之 弘前大学, 医学研究科, 教授 (80292142)
津田 英一 弘前大学, 医学研究科, 教授 (00361014)
千葉 大輔 弘前大学, 医学研究科, 客員研究員 (70587055)
牧野 美里 弘前大学, 保健学研究科, 助教 (80565507)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
|
Keywords | 膝前十字靭帯損傷 / 再損傷 / 神経筋コントロール |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は膝前十字靭帯(ACL)再建術後の患者を対象に、再損傷のリスクとされる術後の非対称動作や、神経筋コントロール機能を解明することで、再損傷を予防するためのリハビリテーションプログラムの作成や安全なスポーツ復帰基準を設定することである。 再損傷率が高い若年者を対象に術前から術後の筋力回復について調査をしたところ、男女とも膝周囲筋力についてはスポーツ復帰の前には、下肢対称性指数(Limb Symmetry Index: LSI)は90%以上であった。しかし、男性では術後2年まで患側、健側とも膝屈曲・伸展筋力は増加するのに対して、女性では術後6カ月以降筋力の有意な増加を認めなかった。これらの筋力回復と神経筋コントロールの関連については、さらなる解析を要する。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
3次元動作解析に参加可能な若年アスリートが減少し、予定の被験者数を獲得できていない。
|
Strategy for Future Research Activity |
年齢の上限をあげるなど、対象を拡大して、被験者のリクルートを行う。
|
Causes of Carryover |
当該年度は既存のパーソナルコンピュータ、デジタルスティルカメラ、デジタルビデオカメラを利用できたため、購入を次年度以降とした。3次元動作解析、患者立脚型評価のアンケート結果のデータ整理として人件費を計上していたが,今年度は大規模なデータを扱う回数が少なかったため,研究代表者自身で行った。
|