2023 Fiscal Year Research-status Report
酸化ストレスに誘導されるHIFをターゲットとした尿路結石症予防法の開発
Project/Area Number |
23K08718
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
戸澤 啓一 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40264733)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安井 孝周 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40326153)
岡田 淳志 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (70444966)
濱本 周造 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (80551267)
河瀬 健吾 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 臨床研究医 (90881772)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 結石形成 / 酸化ストレス |
Outline of Annual Research Achievements |
異なる酸素濃度下での腎尿細管上皮細胞の評価とPHD阻害剤の投与の影響を評価した。方法は腎尿細管上皮細胞であるM-1細胞を低酸素チャンバーで異なるO2濃度(20%、10%、5%、1%)で24時間培養し、コントロール群とPHD阻害剤の投与群で比較検討した。 コントロール群において酸素濃度の低下とともにとHIF1αが増加し、抗酸化ストレスマーカーのSODは低下の傾向を示し、NF-kBは上昇の傾向を示したが有意な差は認められなかった。 PHD阻害剤投与群においては全ての群でHIF1αは低下しており、SODやNF-kBも明らかな差を認められなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
低酸素培養下でおおむね検討できた。
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Strategy for Future Research Activity |
脂肪細胞との共培養を今後行なっていく。
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Causes of Carryover |
低酸素環境下での細胞培養のため実験手法の変更を要したため。
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