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2023 Fiscal Year Research-status Report

エチレングリコール付加スクワレンによるがん治療の臨床応用への基盤構築

Research Project

Project/Area Number 23K08730
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

星 昭夫  筑波大学, 医学医療系, 講師 (90453711)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 礒田 博子  筑波大学, 生命環境系, 教授 (00375429)
西山 博之  筑波大学, 医学医療系, 教授 (20324642)
有村 隆志  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 材料・化学領域, 招聘研究員 (50344221)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Keywords膀胱癌 / スクワレン
Outline of Annual Research Achievements

①膀胱癌細胞株へのSQEG添加での増殖能評価とRT-PCRにおけるアポトーシス誘導遺伝子の検証
SQEGの抗腫瘍効果を調べるために膀胱癌細胞株(T24、253J)へのSQEG添加を行ったところ、1,3μg/mlの濃度において増殖抑制効果を認めた。またこれらの濃度において正常尿路上皮細胞株(TRT-HU1)では増殖抑制を認めなかった。また、増殖抑制効果のメカニズムを調べる目的でSQEG添加膀胱癌細胞から抽出したRNAを用いてアポトーシス誘導遺伝子をRT-PCRにて解析した。複数の遺伝子で濃度依存的に遺伝子発現の上昇を認めたことからSQ-EGが膀胱癌細胞株のアポトーシスを誘導することで増殖抑制効果を示すことが示唆された。
②膀胱発がんモデルマウスのSQ-EG経口投与における膀胱発がん抑制効果
化学発癌誘引物質であるN-Butyl-N-(4-hydroxybutyl)nitrosamine(BBN) を自由飲水させた膀胱化学発癌マウスモデルにおいて、SQ-EG経口投与ががんの発生、進行を抑制するかを調べる目的で4,8,12,16週においてそれぞれサクリファイスして膀胱の病理所見を調べた。
初期発がんを認める8週時点から発がん抑制効果を認め、さらに12週、16週でも抑制効果を認めた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

in vitro、in vivoにおいてSQEGのがん抑制効果を示すことができ、その効果のメカニズムに関しても一部明らかにすることができた。

Strategy for Future Research Activity

SQ-EGのマウスにおける発がん抑制効果のメカニズムを明らかにするためにトランスクリプトーム解析による網羅的な遺伝子変動を調べる。解析で明らかになった変動遺伝子に対してPCRなどで確認を行うことでメカニズムの詳細を明らかにする。

Causes of Carryover

研究は概ね順調に進んでいるが、当初購入予定の消耗品等の納期が遅れたため次年度の使用額が生じてしまった。
早急に業者に納品を促し経費をしっこうするよていである。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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