2023 Fiscal Year Research-status Report
Elucidation of the mechanism of effector cell exhaustion release using tumor local metabolic modification proteins.
Project/Area Number |
23K08735
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
定平 卓也 岡山大学, 大学病院, 助教 (20733322)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡部 昌実 岡山大学, 大学病院, 教授 (70444677)
荒木 元朗 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (90467746)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 遺伝子治療 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、REICタンパク質による癌微小環境における代謝制御機構を介した抗癌免疫活性化の観点からエフェクター細胞疲弊解除機構を解明する研究を実施した。また、REICタンパク質が癌微小環境に関わる集団すべての代謝を正常化できるかどうかを見出し、代謝改変に着目した免疫学的基盤の確立と革新的癌創薬への展開を目指す研究を実施した。各種尿路性器癌細胞マウス腫瘍モデルにおいて、組織内圧を可及的に一定に保ちつつ、治療薬を均一に注入できる画期的な薬剤投与技術を用いて、腫瘍局所に均一にREICタンパク質の注入するための予備実験を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
各種尿路性器癌細胞マウス腫瘍モデルにおいて、薬剤治療後の腫瘍内のCTLの性状解析を行っている。腫瘍局所に薬液が均一に注入されない場合は治療効果が低下することが明らかになった。そのため、想定した結果を十分に得られず、実験がやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
各種尿路性器癌細胞マウス腫瘍モデルにおいて、組織内圧を可及的に一定に保ちつつ、治療薬を均一に注入できる画期的な薬剤投与技術を用いて、腫瘍局所に均一にREICタンパク質の注入するための実験を行う予定である。
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Causes of Carryover |
本年度の研究においては、REICタンパク質の免疫担当細胞を介した各種癌細胞に対する抗腫瘍効果の分子メカニズムの解析を中心に遂行した。今回、想定の結果を十分得ることができず実験の進行がやや遅れた。そのため予定より節約できたため、未使用額が生じた。使用計画については、次年度分子メカニズムの解析に必要な物品費等に充当する。
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