2023 Fiscal Year Research-status Report
膀胱癌における抗癌剤耐性とシークエンス免疫治療に共通するエピゲノム分子機構の解明
Project/Area Number |
23K08738
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
進藤 哲哉 札幌医科大学, 医学部, 助教 (80749292)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
舛森 直哉 札幌医科大学, 医学部, 教授 (20295356)
鈴木 拓 札幌医科大学, 医学部, 教授 (20381254)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 尿路上皮癌 / 免疫チェックポイント阻害剤 / 分子機構 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究の目的である、膀胱癌に対するシークエンス治療における分子機構の解明のために以下の準備、進捗が得られている。本研究計画で使用するシスプラチン耐性マウス膀胱癌細胞株を2種類、継代、培養しin vivo実験に使用できる状況となった。また転移性膀胱癌のセカンドライン治療として普及しているペムブロリズマブに関して多施設共同後ろ向き観察を行い、その治療的な意義、シークエンス治療の現状を臨床的側面から検討し、報告した。 本報告は以下の文献として確認することが可能である。
Shindo T, Hashimoto K, Takahashi A, Miyamoto S, Kunishima Y, Sato S, Fukuta F, Hiyama Y, Takayanagi A, Kato R, Wanifuchi A, Ueki Y, Okada M, Adachi H, Kobayashi KO, Tanaka T, Masumori N; Sapporo Medical University Urologic Oncology Consortium. Comparison of Oncological Outcomes of Pembrolizumab as Second-line Therapy and Maintenance Avelumab Therapy in Advanced Urothelial Carcinoma After Platinum-based Chemotherapy. Anticancer Res. 2024 Mar;44(3):1271-1279. doi: 10.21873/anticanres.16922. PMID: 38423657.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当該講座における不規則な人員の減少により研究を行うエフォートが低下していることが主な理由である。継続的な実験遂行のために調整を行っており、現状その環境が整備されてきていることから今後本来の研究内容を遂行できる可能性が高いと判断している。
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Strategy for Future Research Activity |
臨床的な状況がかなり変化してきており、治療薬および患者のニーズも同様に変化している点に留意している。今後転移性尿路上皮癌という基盤は保ちつつも、3rd line治療として標準化されたNectin-4抗体とMMAEの複合体であるエンホルツマブ・ベトチン治療とのシークエンス治療も視野にいれ、シスプラチン耐性株と感受性株がもたらすシークエンス治療への影響、免疫学的相違点も考慮してマウスモデルを使用した実験を進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
当該講座における不規則な人員の減少により研究を行うエフォートが低下し、実験予定に遅延が生じていることが主な理由である。継続的な実験遂行のために調整を行い、本来の研究内容であるシスプラチン耐性マウス膀胱癌細胞株のmiR-200b発現とDNAメチル化の解析・マウスモデルを用いたシークエンス治療効果の検証に使用予定である。
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