2023 Fiscal Year Research-status Report
ストレス制御シグナルに着目した精索静脈瘤患者の精子形成障害の機序の解明
Project/Area Number |
23K08740
|
Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
小川 総一郎 福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (50554200)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小島 祥敬 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (60305539)
赤井畑 秀則 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (70644178)
佐藤 雄一 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (00706848)
胡口 智之 福島県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (40791950)
秦 淳也 福島県立医科大学, 医学部, 学内講師 (00769606)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Keywords | 精索静脈瘤 / ストレス / 精子形成 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、精索静脈瘤を伴う男性不妊症患者に対する手術時に得られる精巣組織を用い、環境応答転写制御シグナルの活性や細胞間接着、精子形成過程におけるアポトーシスに焦点を当てて解析することにより、精索静脈瘤による精子形成障害の機序を明らかにすること、さらには、創薬など新たな治療戦略構築への糸口を見い出すことが目的である。そのために、手術で得られたヒト検体を用いた組織学的評価、発現機能解析を実施する。初年度は、当初の予定どおりの手術症例数に到達しなかったため、発現機能解析は実施せず、データベースの整理や臨床データの収集、組織学的な評価を実施し、現在も継続中である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
手術症例数が当初の予定ほど集まっていないことが原因である。また、各解析前の予備実験を実施している。
|
Strategy for Future Research Activity |
次年度以降は、予定どおり、組織学的評価と発現機能解析に着手する予定である。
|
Causes of Carryover |
発現機能解析が進捗しなかったために、そのための試薬類の購入が予定よりも少額であった。次年度以降に使用予定である。
|