2023 Fiscal Year Research-status Report
空間的/質的/経時的評価を可能とするbiomarker樹立:全身DWIのdelta-radiomics解析
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23K08753
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
吉田 宗一郎 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 准教授 (80383280)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高原 太郎 東海大学, 工学部, 教授 (50308467)
平原 大助 聖マリアンナ医科大学, 医学研究科, 研究技術員 (70837880)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | イメージングバイオマーカー / 拡散強調MRI / ラジオミクス / デルタラジオミクス / DWIBS法 |
Outline of Annual Research Achievements |
医用画像から網羅的にテクスチャー特徴を抽出するradiomicsは、診断、予後、予測精度を向上させる可能性がある。Delta-radiomicsは、画像のテクスチャー特徴の変化を包括的に解析するアプローチである。 前立腺癌に対して片葉のみに限局した小線源治療を行った症例を対象に、拡散強調MRIの治療前後の変化について、治療域と非治療域に分けて信号変化をdelta-radiomics解析を行った。生検前MRIと片葉小線源療法治療後MRIが撮影された上で、フォローアップ前立腺生検が行われている症例19例を対象とした。片葉小線源療法前後のADCmap上で、治療側と非治療側を分けて、手動で関心領域を設定。それぞれから、124のテクスチャー特徴量を抽出した。治療前後のテクスチャー特徴量の変化をdelta-radiomicsを用いて評価した。 生検では8例に非治療側から前立腺癌が検出された。治療側にバイアブルな前立腺癌が認められた症例はなかった。Borutaアルゴリズムにより、非治療側内の前立腺癌の存在予測に重要なテクスチャー特徴量の変化が特定された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
前立腺の拡散強調MRIを対象としたdelta-radiomics解析可能となっている。この解析系が全身拡散強調MRI画像にも適応可能であり、delta-radiomics解析プラットフォームの樹立が当初の予定通りに作成できていると判断される。
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Strategy for Future Research Activity |
Plans for the Research Scheme最大800文字(1600バイト)、改行は5回まで入力可 令和6年度は令和5年度に作成されたdelta-radiomics解析プラットフォームを使用し、転移性前立腺癌の転移病変毎のDWIBS信号および全身全体について、治療前後の信号変化について解析を進める予定とする。
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Causes of Carryover |
Delta-radiomics解析プラットフォームの作成を主に実施したため、全身MRI画像の解析に遅れが生じたため。令和6年度に遅れた研究解析を施行するために、令和5年度助成金の一部を使用する。
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