2023 Fiscal Year Research-status Report
未治療転移性前立腺癌に対する内分泌化学免疫療法のプレシジョンメディシンの実現
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23K08768
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
藤村 哲也 自治医科大学, 医学部, 教授 (50376448)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久米 春喜 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (10272577)
山田 雄太 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (10376452)
杉原 亨 自治医科大学, 医学部, 講師 (20529127)
大日方 大亮 日本大学, 医学部, 准教授 (20624886)
井上 聡 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究部長 (40251251)
高橋 悟 日本大学, 医学部, 教授 (50197141)
高山 賢一 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 専門副部長 (50508075)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Keywords | 前立腺癌 / 内分泌療法 / 予後予測 / 分子診断 |
Outline of Annual Research Achievements |
転移性前立腺癌に対して外科的もしくは内科的去勢術を行うアンドロゲン遮断療法(Androgen deprivation therapy: ADT)が標準治療であるが、個々の症例によってADTの耐久性が大きく異なっている。すなわち、腫瘍マーカーの血清PSA値の下降、並びに転移部位の縮小が比較的長期に継続する症例もあれば、治療効果の継続期間が短く、早期に致死的な去勢抵抗性前立腺癌となる症例もある。 感受性が低い症例に対するADTは腺癌から神経内分泌癌や小細胞癌などの悪性転化を促しているという懸念もあり、診断時にADTの耐久性が診断できれば、悪性転化を制御できるだけでなく、タキサン系抗癌剤や新規治療薬の併用などの治療選択肢が広がり、患者さんの生命予後の延長に貢献できるかもしれない。 我々は本学の転移性前立腺癌患者100例を対象に前立腺パラフィン固定サンプルを用いた分子診断の検討を行った。他施設コホートを用いて妥当性の検討を論文投稿中である。 臨床病理背景因子とRT-PCRの結果を用いて癌特異的生存率との相関を調べ、1年生存率、3年生存率、5年生存率を予測するノモグラムを作成しえた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
論文の改訂のための追加実験を行う予定である
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Strategy for Future Research Activity |
さらに他施設でのコホートを用いた妥当性の検証、およびオステオグリシンと前立腺癌の機能解析、さらに日本全国のコホートを用いた検証を予定している。
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Causes of Carryover |
別の業務が多忙で研究に従事する時間の確保が困難であった。 実験補助員と共同研究者と共に今年度は研究を推進する予定である。
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