2023 Fiscal Year Research-status Report
尿路上皮がんに対する新規エピゲノム解析による治療効果予測バイオマーカー開発
Project/Area Number |
23K08775
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
西山 直隆 富山大学, 学術研究部医学系, 准教授 (70619030)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金井 弥栄 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (00260315)
北村 寛 富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (00404674)
小林 恭 京都大学, 医学研究科, 教授 (00642406)
新井 恵吏 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (40446547)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Keywords | 切除不能尿路上皮がん / エピゲノム解析 / 新規治療開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
転移性尿路上皮がんに対する一次、二次、三次治療、および一次化学療法後の維持療法を受けた、ないし受ける予定の転移性尿路上皮がん患者の臨床情報(適応、治療成績、有害事象など)および臨床検体を後ろ向き/前向きに解析し、治療アウトカムに影響を与える因子等について考察することによって、転移性尿路上皮がん診療の質の向上を目的として、多施設前向き共同研究、「転移性尿路上皮がんに対する逐次薬物治療におけるリキッドバイオプシーの有用性を検討する多機関共同前向き観察研究」を倫理委員会の承認のもとで2022年より研究を開始。現在52例の登録があり、各治療段階でcDNAの採取が行われた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
転移性尿路上皮がんに対する一次、二次、三次治療、および一次化学療法後の維持療法を受けた、ないし受ける予定の転移性尿路上皮がん患者の臨床情報(適応、治療成績、有害事象など)および臨床検体を後ろ向き/前向きに解析し、治療アウトカムに影響を与える因子等について考察することによって、転移性尿路上皮がん診療の質の向上を目的として、多施設前向き共同研究、「転移性尿路上皮がんに対する逐次薬物治療におけるリキッドバイオプシーの有用性を検討する多機関共同前向き観察研究」を倫理委員会の承認のもとで2022年より研究を開始。現在52例の登録があり、各治療段階でcDNAの採取が行われた。
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Strategy for Future Research Activity |
登録症例が100例となった時点でゲノム網羅的な解析であるInfiniumu解析に基づき、切除不能尿路上皮がんにおける1・2次薬物治療の治療効果マーカー候補となるCpG部位の同定を行う。この中から3次治療まで施行した症例を対象として無増悪生存期間および全生存期間を比較する。その後、さらに追加された症例で検証コーホートを行う。
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Causes of Carryover |
登録された症例の血液よりcDNAを採取している。cDNA採取に伴う経費として算出。今後も登録された症例のcDNAを抽出する予定。
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