2023 Fiscal Year Research-status Report
Driver Oncogene変異と子宮頸がんの標的療法の開発
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23K08854
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
町田 弘子 東海大学, 医学部, 講師 (40803507)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 仁惠 東海大学, 医学部, 准教授 (20365993)
三上 幹男 東海大学, 医学部, 教授 (30190606)
吉田 浩 東海大学, 医学部, 准教授 (50405007)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Keywords | 子宮頸がん / 腺癌 / ROS1遺伝子 / ミスセンス遺伝子 / バイオバンク |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年、本研究は、研究協力施設より子宮頸癌のうち特に腺癌を中心に腫瘍細胞と血液検体を得て、本邦における子宮頸癌の標的遺伝子(ROS1遺伝子等)変異の頻度、及びバイオマーカーとしての臨床的意義について検討することを目的とする前向き観察研究を開始した。 新規に子宮頸癌と診断された患者の標的遺伝子(ROS1 遺伝子、ALK 遺伝子)と標的遺伝子の変異頻度や部位別に予後(無増悪生存期間、全生存期間)との相関を検討し、探索的項目としてその他の子宮頸部腺癌関連遺伝の変異プロファイルについて予後と治療効果の関係を評価する予定である。 本年度は、まず年に4回ほどJGOG頸癌委員会で研究コンセプトについて会議を行い、次いでJGOG-TR委員会で審議した。まずは先行研究として、国立がん研究センター・がんゲノム情報管理センター(C-CAT)が提供する「がんゲノム医療とがん遺伝子パネル検査」のDataを用いて、標的となる子宮頸癌の特に腺癌の遺伝子異常を検討した。これをもとに研究に必要な遺伝子パネルの作成を行った。JGOG倫理委員会の許可を得て、特定非営利活動法人婦人科悪性腫瘍研究機構(JGOG)にて施設のAccurualが開始された。 また、収集した検体(腫瘍組織と血液検体)について、JGOGバイオバンクにて集積と管理を行い、二次利用の可能性についてバイオバンク事業研究を並行して施行することになった。今後は症例および試料の蓄積を行っていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
JGOGバイオバンクにて集積と管理を行い、残余検体についてバイオバンク事業研究として、研究を併進・施行することになったため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、研究協力施設のさらなる増加をめざしてAccurualし。それらの施設より試料の提供をうけて症例蓄積をしていく。
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Causes of Carryover |
先行研究のもと、探索的項目として子宮頸部腺癌関連遺伝の変異プロファイル評価のための遺伝子パネルを作成した。しかし、検体収集が遅延しているため、実際に次世代シーケンサーを使用した試薬の購入は次年度へ持ち越されたため。次年度より試薬の購入を順次すすめていく。
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[Presentation] A cost-effectiveness analysis of the hospital treatment volume and survival outcomes in patients with endometrial cancer in Japan2023
Author(s)
H Machida, K Matsuo, T Higashi, D Aoki, T Enomoto, A Okamoto, H Katabuchi, S Nagase, M Mandai, N Yaegashi, W Yamagami, M Mikami
Organizer
IGCS 2023 Seoul
Int'l Joint Research