2023 Fiscal Year Research-status Report
Elucidation of the mechanisms of local autoreactive antibody production and refractory inflammation in intractable rhinosinusitis
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23K08912
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
武田 和也 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (90734054)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
津田 武 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (00778631)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 自己反応性抗体 / モノクローナル抗体 / 好酸球性副鼻腔炎 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では慢性副鼻腔炎、特に好酸球性副鼻腔炎に関連する局所自己抗体産生に焦点を当てている。まず、患者の血清を用いて、バイオマーカーとして機能し得るかを検討している。具体的には好酸球性副鼻腔炎の患者血清を用いて、過去に報告のあるdsDNA-IgG抗体、その他の自己抗体として抗ANCA-IgG抗体などの測定を行っている。 局所の反応性を解析するために、好酸球性副鼻腔炎から得た鼻茸式を用いて組替えモノクローナル抗体を作製している。これにより自己反応性抗体の検出の準備をすすめている。同時に、好酸球性副鼻腔炎患者の鼻茸を使用した組織ホモジネートの作成も行っており、自己反応性評価の準備を進行中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
実験の条件設定に予想よりも時間がかかっているため
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、患者血清を用いた抗体検査を進行し、バイオマーカーとしての潜在的価値を評価する。さらに、好酸球性副鼻腔炎の患者から採取した鼻茸組織を用いたモノクローナル抗体の作製と組織ホモジネートの製造を継続し、これらの試料が十分に準備でき次第、局所の反応性を評価するための実験を行う予定である。 局所反応性の評価がある程度可能となれば、局所浸潤B細胞の評価をフローサイトメトリーなどを用いて詳細な解析を行う予定である。
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Causes of Carryover |
研究計画が予定よりも遅れているため、次年度に解析を予定している
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