2023 Fiscal Year Research-status Report
Establishment of cell therapy using tissue stem cells derived from perifascial areolar tissue (PAT)
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23K09089
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
宮永 亨 金沢医科大学, 医学部, 講師 (60566868)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉冨 泰央 金沢医科大学, 医学部, 講師 (80399039)
宮永 葵子 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (80782367)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 血管網組織 / 組織幹細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究の目的:本研究は、申請者らが発見したPAT内組織幹細胞(CD34+CD31-)を利用し、新たな細胞治療の確立を目指すものである。perifascial areolar tissue (PAT) は血管網を有する疎性結合組織であり、移植することで血管網を再生させ、組織を修復することが可能である。我々はウサギの難治創に対するPAT移植の有用性および、PAT内に含まれる細胞や細胞外マトリックスの解析に初めて成功した。その結果、PATにはCD34+組織幹細胞が豊富に存在し、血管新生を促進する成長因子や創傷治癒を促進する細胞外マトリックスを有していることが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当該年は、本研究の根幹にかかわる論文をPlosOneに受理され、報告した。段階的に実験を行っていく。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は特に幹細胞に焦点をあて、PAT内のCD34+CD31-組織幹細胞を解析し、細胞治療へ応用可能か検討する。将来的には、人工的に作製した“PAT細胞外マトリックスシート”に幹細胞や成長因子を添加し、人工PATシートの作製を目指す。 研究実施計画:Cell characterization ①PAT由来組織幹細胞をシングルセル解析を行い、網羅的にPAT内に存在する遺伝子を解析する。 ②ヌードマウスの下肢虚血モデルへ投与(下肢動脈の結紮) 組織幹細胞を磁気細胞分離装置で抽出し、マトリゲルとともに、静脈投与もしくは下肢へ局 所注射する。組織染色で毛細血管密度測定、レーザードップラーや微小血管造影法で可視化して血流を解析する。
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Causes of Carryover |
高額な検査であるシングルセル解析を行う予定のため
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