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2023 Fiscal Year Research-status Report

歯周病と妊娠高血圧症の関連とそのメカニズムの解明に関する包括的研究

Research Project

Project/Area Number 23K09204
Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

長谷川 梢 (中村梢)  鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (00404492)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中村 利明  鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 講師 (60381183)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Keywords歯周病 / 妊娠高血圧腎症
Outline of Annual Research Achievements

妊娠高血圧腎症とは、妊娠20 週以降に認める高血圧にタンパク尿を伴うもので、血管内皮障害などによる末梢循環不全により発症するが、その原因は不明とされている。現在までに、歯周病と妊娠高血圧腎症との関連の可能性が報告されているが、報告数が少ないため、その関連性の結論を出すには至っておらず、そのメカニズムも含めて未だ不明な点が多い。
本研究は、「歯周病と妊娠高血圧腎症の関連を明らかにすること」を目的としており、日本における歯周病と妊娠高血圧腎症の関連の解明、歯周病が妊娠高血圧腎症の発症・悪化に関わる原因因子の検索とそのメカニズムの解明、歯周治療が妊娠高血圧腎症の発症・病態に及ぼす効果の解明、を目標とした。そのための方法として、① 妊婦を対象とした、日本における歯周病と妊娠高血圧腎症の関連、および歯周病が妊娠高血圧腎症の発症や病態に関わる因子の解明、② in vivo 研究を用いた歯周病が妊娠高血圧腎症の発症に関わるメカニズムのうち、特に歯周病が胎盤での細胞に及ぼす影響の解析 ③ 妊娠高血圧腎症妊婦と対象とした、歯周病治療が妊娠高血圧腎症の病態に及ぼす効果 を考えている。
本年は、② in vivo 研究を用いた歯周病が妊娠高血圧腎症の発症に関わるメカニズムのうち、特に胎盤での血管内皮障害に及ぼす影響の解析を行った。
まずは、胎盤細胞であるBeWo細胞をE.col iLPSにて刺激を行い上清中の炎症生物質(IL-6)の産生が、LPS濃度依存的に上昇することを確認した。その後、歯周病限最近であるFnLPSでも同様の実験を行い、同様の結果を得た。今後は、胎盤の血管内皮細胞に及ぼす影響を検討する予定である。また、妊娠マウスを用いたin vivo研究を行う予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

今年は、臨床研究に着手できなかったため、進捗状況は遅れている。

Strategy for Future Research Activity

臨床研究に着手する準備を行なっているため、今後は臨床研究を開始でき、実験を遂行可能となる予定である。

Causes of Carryover

今年度は、臨床研究に着手する予定であったが、産婦人科との連携がうまくいかずできなかったため、使用予定と使用額に差額が生じた。
次年度には、臨床研究に着手するため、その費用として使用予定である。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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