2023 Fiscal Year Research-status Report
埋入トルク値の違いによるインプラント体周囲骨組織に与える影響と最適トルク値の解明
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23K09218
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
村上 和宏 奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (60569078)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀田 聡 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (60526713)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | デンタルインプラント / 埋入トルク値 / 骨形態計測 / 共鳴周波数 解析 / 微小動揺 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度についてはインプラントの変位測定装置の改良に9か月を要し十分な動物実験が行えなかった。ウサギ脛骨に埋入したインプラントの荷重による変位を実測していたが、以前のデバイスではウサギ脛骨自体の若干の変位(60μm程度)が改良により20μmに抑えられ、よりインプラント本体の正確な変位をもとめることができるようになった。現在動物実験開始から3か月を経過する。埋入トルクを5Ncmと15Ncmとに分けて埋入し、日々の安定性について比較するが、サンプルサイズがまだ小さいため、骨結合にいたるまでの期間の長さに有意差はでていない。そのため引きつづきデータ採取をおこなう。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本年度についてはインプラントの変位測定装置の改良に9か月を要し十分な動物実験が行えなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
まず予備実験をおこない、そのデータをもとに有意差がもとまるサンプルサイズを計算をおこない、サンプリング過程を進めていく。
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Causes of Carryover |
デバイスの開発に遅れてしまい、動物実験に入ったため、実験が遅れてしまい、次年度に使用額が生じた。今後は動物実験を積極的に推し進め、遅れを取り戻す予定である。
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