2023 Fiscal Year Research-status Report
補綴治療の意義の検証、効果向上を目指したオーラルサルコペニアの病態解明
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23K09254
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
荻野 洋一郎 九州大学, 歯学研究院, 准教授 (50380431)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鮎川 保則 九州大学, 歯学研究院, 教授 (50304697)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 口腔機能 / 口腔周囲筋 / オーラルサルコペニア |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、本研究を遂行するにあたり、本院での臨床研究の倫理審査と機器の選定、ならびに予備的研究をメインに行なった後に研究を遂行した。 研究申請の段階では、超音波を用いた筋肉の診査の機器として購入を考慮していたものについて、専門の業者をディスカッションを重ねたところ、計測や画像の精度の上で、予定よりもハイスペックな機種(汎用超音波画像診断装置 iViz air タブレット表示器)の購入が望ましいと思われたために、機器を変更し、予算の使用について大きく変更した。また口腔機能計測の機器については、消耗品を中心に購入した。 また、当該研究に関わる情報収集のために、複数の学会に参加し、情報取集を行った。 2023年度は倫理審査後に予備的実験で機器の使用についても術者が精通するような段階を踏んだ後に、順次計測を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
機器の選定と倫理審査までの期間に当初の予定よりも長くかかてしまったことが原因である。現在はこれらの問題はクリアできたために、これまでの遅れを取り戻すように尽力する。
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Strategy for Future Research Activity |
被験者を募集し、データ収集を行うことが最も重要である。本院での倫理審査では、いわゆるポジティブコントロールにあたると思われる歯科治療を受けていない若年者も含めているために、計測できるところは随時進めていく。 また、患者群については、主に①治療前と②治療後やメンテナンスで来院している患者に対して、継続を行い、また、場合によっては顎欠損患者も対象に計測を進めていくこととする。
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Causes of Carryover |
国際学会での出張を検討していたが、当該研究の進行がやや遅れたために、今年度は参加を断念しために旅費の支出額が減少した。
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