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2024 Fiscal Year Research-status Report

マスティカトリマイオカインの概念確立による咀嚼筋機能の新機軸

Research Project

Project/Area Number 23K09265
Research InstitutionOsaka Dental University

Principal Investigator

前川 賢治  大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (20304313)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大野 充昭  岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (60613156)
乾 志帆子  大阪歯科大学, 歯学部, 助教 (90807695)
本田 義知  大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (90547259)
小正 聡  大阪歯科大学, 医療保健学部, 准教授 (70632066)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Keywords咀嚼筋活動 / 咬筋 / マイオカイン
Outline of Annual Research Achievements

本研究は,前例のない「咀嚼筋細胞から分泌されるマイオカインを理解し,それらが全身健康に与える影響を明らかにする」ことに挑戦し,健全な咀嚼器官の育成や維持のさらなる重要性を示すことを目指すものである.
これまでの我々の検討により,咬筋活動後には筋組織内でインターロイキン6(IL-6)の遺伝子発現が亢進することが明らかとなっている.しかしながら,ここまでの我々の研究で採用してきた咀嚼筋活動モデルは,電気刺激を用いた反復収縮を持続するものであり,このようなモデルは電極設置のための皮膚切開による侵襲が必要であったり,単純な筋収縮を反復するだけの筋活動になるなど,生理的な咀嚼運動を再現したモデルとは言えなかった.本研究では,これらの問題点の解決にあたり,マウスのgnawing modelを用いることを計画した.本モデルは,齧歯類が眼前の物体を齧る習性を利用して咀嚼運動を誘発するものである.
我々は,一般的にマイオカインとして知られているIL-6の発現亢進を筋活動のマーカーとして,マウスの生理的咀嚼モデルとしてのgnawing modelを計画研究に採用すべく,基礎的検討を進めてきた.現在までの検討において,マウスgnawing modelならびに対象条件のマウス咬筋組織を採取し,mRNAを精製し,次世代シーケンシングを用いたRNA-seqによる網羅的解析を進めている状況にある.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

現在,マウスに生理的咀嚼筋活動を生じさせた際に咬筋組織内で発現亢進する遺伝子群の解析を行っており,これらに含まれるマイオカインの抽出を進めていることから,概ね順調に進行していると考える.

Strategy for Future Research Activity

遺伝子発現が更新しているマイオカインを抽出し,それらの既知の機能から研究仮説を再考する.発現亢進しているマイオカインの蛋白発現量や発現の局在等を確認していく予定である.

Causes of Carryover

次世代シークエンスを用いたRNA-seqの委託費が採択当初より値下がりしたこと,解析は委託せずに所属施設で実施できたことから,研究費を下げることができ,次年度に繰り越すことによって今後に予定する研究の実施と学会発表のための旅費に使用することを計画している.

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Published: 2025-12-26  

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