2023 Fiscal Year Research-status Report
原発性骨内癌の病態解明による新規診断技術・革新的治療法開発の基盤構築研究
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23K09308
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
黒嶋 雄志 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (00610669)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
栢森 高 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (10569841) [Withdrawn]
東野 史裕 北海道情報大学, 医療情報学部, 教授 (50301891)
菅澤 威仁 筑波大学, 医学医療系, 助教 (60821840)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 原発性骨内癌 / 口腔がん |
Outline of Annual Research Achievements |
原発性骨内癌(primary intraosseous carcinoma, NOS:以下PIOC)は、歯原性癌に分類される稀少疾患である。大規模な症例数による病態や治療法の評価は存在せず、病期分類や標準治療も存在しない。PIOCの病態を臨床的・生物学的観点から解明し、それらを応用した新規診断・治療法を開発し、PIOC患者の予後を改善することは喫緊の課題である。本研究の目的は、この病態機序を分子生物学的観点から解明し、PIOCの特性を標的とした新規診断・治療法開発の基盤を構築することにある。 2023年度Iの計画(網羅的解析による遠隔転移能関連因子の選定):PIOC症例の手術標本からRNAを採取してトランスクリプトーム解析を行う。現在、解析中であり、発現変動遺伝子(DEG)の同定には至っていない。 2023年度IIの計画(遠隔転移能関連因子のタンパク質発現ならびに骨破壊・浸潤増殖様式との関連性の解析):対象症例の手術標本において、HE染色での骨破壊・浸潤増殖様式との関連性を評価した。計画Iの結果をまち、ウエスタンブロット法(WB)と免疫組織化学染色法(IHC)によ遠隔転移関連因子候補のタンパク質発現状況を解析する計画である。 2023年度および2024年度の計画(PIOC細胞株の樹立):現在、細胞株樹立には至っていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年度Iの計画(網羅的解析による遠隔転移能関連因子の選定)においては、解析進行中であり発現変動遺伝子(DEG)の同定には至っていない。 2023年度IIの計画(遠隔転移能関連因子のタンパク質発現ならびに骨破壊・浸潤増殖様式との関連性の解析)においては、対象症例の手術標本において、HE染色での骨破壊・浸潤増殖様式との関連性を評価した。計画Iの結果をまち、ウエスタンブロット法(WB)と免疫組織化学染色法(IHC)によ遠隔転移関連因子候補のタンパク質発現状況を解析する計画である。 2023年度および2024年度の計画(PIOC細胞株の樹立):現在、細胞株樹立には至っていない。
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Strategy for Future Research Activity |
網羅的解析による遠隔転移能関連因子の選定:PIOC症例の手術標本からRNAを採取してトランスクリプトーム解析をすすめ、発現変動遺伝子(DEG)を同定する。 遠隔転移能関連因子のタンパク質発現ならびに骨破壊・浸潤増殖様式との関連性の解析:上記で同定したDEGを遠隔転移関連因子候補とし、ウエスタンブロット法(WB)と免疫組織化学染色法(IHC)によりタンパク質発現状況を解析する。 PIOC細胞株の樹立:引き続き継続する。 上述の研究遂行を継続して得られた結果により、細胞株を使用した基礎的解析を計画・実施する予定である。
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Causes of Carryover |
遠隔転移関連因子候補の同定に至っていないため、次段階の解析を実施しておらず、これらの必要経費を次年度に計上した。同様に、細胞株樹立に至っておらず、継続的な培養等の必要性がないため、この必要経費を次年度に計上した。
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