2023 Fiscal Year Research-status Report
持続可能な骨芽細胞接着能を賦与した骨結合型チタン性顎骨再建材料の創製
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23K09376
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
廣田 誠 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 准教授 (20347305)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北島 大朗 横浜市立大学, 附属病院, 助教 (50817351)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 顎骨再建 |
Outline of Annual Research Achievements |
チタンファイバースキャホールドでの研究前の検討として、平面型に近いチタンメッシュにフィブロネクチンを浸漬させて予備実験を実施した。まずエイジングしているものと紫外線照射を実施したもので、チタンメッシュ表面へのフィブロネクチン吸着量が変化するかと検証したところ、紫外線照射を実施することでフィブロネクチンの吸着量が有意に増大することを確認した。他のタンパク質での検討も必要と考え、同様にコラーゲンタイプIを用いて検証したところ、やはり紫外線照射をすることでコラーゲンタイプIのチタンメッシュ表面への吸着量が増大することが確認できた。本年度の予定では吸着方法を複数検討するとしていたが、トレシルクロリド法は紫外線照射との併用が難しく検討は実施しなかった。またXPSでの検討も今年度は実施しなかった。チタンメッシュは平面型であるが多孔質体となるチタンファイバースキャホールドでの検討につながる結果であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
人員が不足していること、代表者が移籍する可能性が生じたことがあり、本来実施すべき研究は実施できず、研究体制の見直しが必要であった。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は研究協力者となるUCLAに出向する機会があるため、本格的にチタンファイバースキャホールドを用いた検証を行うとともに、申請者の研究環境を再整備して共同研究を進めていく。
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Causes of Carryover |
研究が予定をより遅れていたため研究材料の購入が少なかった。また申請者の研究環境を再整備した上で海外共同研究者との連携に使用する。
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