2023 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23K09457
|
Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
山本 昌直 岡山大学, 大学病院, 助教 (60712859)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
五福 明夫 岡山大学, ヘルスシステム統合科学研究科, 特命教授 (20170475)
江草 正彦 岡山大学, 大学病院, 教授 (90243485)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Keywords | 嚥下 / メンデルソン手技 / 訓練システム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、①支援システムによる嚥下支援の実効性の確認②システムによる喉頭挙上支援が徒手的なものと同様に支援ができているか、身体の個人差の影響による影響をうけないかの調査である。 現状、喉頭挙上訓練支援システムは正常に動作することは確認されており、嚥下時に挙上した喉頭に対し下部から押し上げていることも確認できている。しかし、挙上支援中は喉頭をシステムの支持部が覆い隠すようになり喉頭の位置が視認しづらい問題があり、エックス撮影を行った上での評価を行うようにした。実験参加者の身体的な個人差と挙上支援の成功確率、また支持部にかかる荷重の法則性を調査する。健康な男女の被験者を募り、実際の手指による喉頭挙上支援とシステムを使用した喉頭挙上支援の2つによる、喉頭挙上効果などの検証を行っている。 実験では、医療従事者とシステムが被験者に対してそれぞれ3回手技を行うこととし、順番は”徒手→機器”と”機器→徒手”の2群を用意した。喉頭挙上時間は5秒間とした。実験の最中は被験者の喉頭に対してエックス線を照射し撮影する。喉頭挙上支援を行う前に、支援なしでの嚥下時喉頭挙上も確認する。システムのセッティングは医療従事者が行い、喉頭挙上を行うスイッチは被検者が押す。喉頭の運動を記録するために、X線テレビ室にて、エックス線照射を行う。実験終了後、被験者に対して両者の手技についてのアンケートを記載してもらった。 現在これらのデータの採得、集計などを行っており、今後発表予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
被験者を募る実験についても進めることができており、概ね順調に伸展していると判断している。
|
Strategy for Future Research Activity |
今後、実験結果をとりまとめ解析し、発表予定である
|
Causes of Carryover |
研究で得られたデータの計測ソフトを購入予定であったが、欠品による入手困難な状態であった。今後、入手可能となった場合は購入予定であるが、代用可能なソフトについても検討している。
|