2023 Fiscal Year Research-status Report
医療の共同創造に向けた障害のある医療人材が参加できる組織条件の検討と介入法の開発
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23K09523
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
里村 嘉弘 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (40582531)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 障害 / 共同創造 / 組織改革 / スティグマ / 医学教育 / disability / co-production / ダイバーシティ&インクルージョン |
Outline of Annual Research Achievements |
医学・医療の共同創造に向けて、これまで明らかにされてこなかった全国の医学部・学部生における障害のある学生の存在率や配慮についての実態調査を行うため、質問票の作成と研究倫理申請の準備を進めた。縦断的・多時点の調査とするため、より簡便に行えるようWeb調査を想定し、海外との比較も行えるよう先行研究も参照しながら作成を進めた。 医学教育や医療の現場における構造的障壁やスティグマを含む文化的障壁を理解し、組織を変革していくための組織条件を明らかにするため、障害のある医学・看護学生、医療従事者、医学系研究者等へのインタビュー調査の準備を進めた。事前アンケートおよびインタビューガイドを作成し、研究倫理申請の準備を行った。 また、全国の大学の医学部・看護学部において、疾患・障害や健康の社会的決定因子など、何らかのマイノリティ性や困難をもつ学生の存在、その内容、配慮の実態、ニーズ等を明らかにすること、また、医学教育における課題を抽出することを目的とした、医学部の学生主導の調査「看護学生・医学生の困りごと・ニーズ調査」の準備を進め、開始した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
全国の医学部・学部生における障害のある学生の存在率や配慮についての実態調査、および、障害のある医学・看護学生、医療従事者、医学系研究者等へのインタビュー調査の準備は進められており、また、全国の医学部の学生を対象とした学生主導の調査もすでに開始できており、全体としておおむね順調に進展していると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
実態調査、および、インタビュー調査のパイロット実施を可及的速やかに行うことで、課題の抽出と修正を早期に行い、研究の推進につなげる。
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Causes of Carryover |
データベースや解析マシンの構築において部分的なパーツの購入にとどまったため残額が生じたが、今後、さらなる構築のための購入を行う予定である。また、情報収集のための学会参加も積極的に行う予定である。
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[Presentation] 医学におけるダイバーシティとインクルージョン教育 医学部におけるダイバーシティ・インクルージョン教育2023
Author(s)
里村 嘉弘, 金原 明子, 宮本 有紀, 佐々木 理恵, 長谷川 智恵, 大島 紀人, 熊谷 晋一郎, 宇野 晃人, 熊倉 陽介, 柳下 祥, 笠井 清登
Organizer
第55回日本医学教育学会