2023 Fiscal Year Research-status Report
市中施術所および医療機関におけるCOVID-19後遺症の特徴の抽出と鍼灸治療の効果の検討
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23K09569
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Research Institution | Niigata University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
金子 聡一郎 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 准教授 (60749266)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
有田 龍太郎 東北大学, 医学系研究科, 助教 (10571119)
菅野 武 自治医科大学, 医学部, 教授 (30757886)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 鍼灸治療 / 新型コロナ感染症 / COVID-19後遺症 / 罹患後症状 / 施術所 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究の目的:COVID-19後遺症の症状のうち、一部の身体症状や精神症状は対症療法ではあるが対処法が存在し、一般的は医療介入によって症状の改善が期待できる。しかし、倦怠感、ブレインフォグ(思考、集中力の低下など)などは対処法に明確なエビデンスが蓄積されておらず、その対応として現代医学とは異なるアプローチ方法を持つ鍼灸などの伝統医学が注目されている。しかし、鍼灸治療が行われている市中の鍼灸施術所から症例が報告されることは少なく、これまで報告されているのはほとんどが医療機関や教育機関に属する鍼灸師からであることが現状である。本研究の目的は、より鍼灸治療のリアルワールドに近い鍼灸施術所におけるCOVID-19後遺症に対する鍼灸治療の状況を調査することを目的とする。
研究実施計画:令和5年度の計画は、現状における文献的情報収集および研究全体の策定、文献的情報収集を行い、その結果をもとに後ろ向きおよび前向き研究に関する内容を倫理委員会に申請を行う。同時に連携する施術所の募集を開始する。鍼灸施術所でも情報収集が可能な内容の症例報告書の作成を連携する鍼灸施術所と共同で開発する。
研究成果:本研究に関する倫理審査を新潟医療福祉大学倫理委員会に申請、承認を得た。同時に症例集積および症例報告書の作成に関する研究協力機関を募集し10施設の参加の同意を得ている。症例報告書の作成準備として、COVID-19後遺症の症状および評価に関する文献調査を実施、2024年5月の全日本鍼灸学会(仙台)で報告、その後、文献調査の結果を論文かする予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
令和5年度は、研究全体の策定、研究内容を新潟医療福祉大学倫理委員会に提出、倫理委員会の承認を得た後、研究協力機関の募集、症例報告書の作成まで行う予定であった。 研究協力機関を募集し10施設の協力および文献調査の結果をもとに、症例報告書の作成を行っており、おおむね順調に伸展している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、文献調査の結果について論文化し、研究協力機関の協力のもと、鍼灸院で使用可能な症例報告書の完成を目指す。その後は、研究協力機関をさらに募り、症例集積を開始する。
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Causes of Carryover |
(理由) 令和5年度に文献調査に関する論文を投稿しその投稿料として計上していた、現在、執筆中であり、使用額のさが生じた。 (使用計画) 令和6年度中に投稿予定であり、投稿料として使用する予定である。
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