2023 Fiscal Year Research-status Report
Nationwide Epidemiological Survey of Prehospital Transfusion Therapy and Development of Optimal Prehospital Transfusion Therapy Strategy
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23K09584
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
三浦 直也 東海大学, 医学部, 講師 (70758979)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土谷 飛鳥 東海大学, 医学部, 准教授 (20530017)
堤 悠介 独立行政法人国立病院機構水戸医療センター(臨床研究部), なし, 医長 (50627320)
守田 誠司 東海大学, 医学部, 教授 (10384926)
青木 弘道 東海大学, 医学部, 講師 (50514444)
松本 幹大 東海大学, 医学部附属病院, 臨床助手 (50974466)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 病院前 / 輸血 / 蘇生 / ドクターカー / ドクターヘリ / 疫学調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、日本全国の病院前救急診療を行っている施設を悉皆的に抽出し、疫学調査を通して病院前輸血療法の実態、特に輸血用血液製剤の病院前搬送方法を明らかにするとともに、病院前輸血に関する実際の症例データを蓄積し、それと既存の病院前/病院内臨床データと統合し解析することにより、患者予後における病院前輸血療法の効果と最良の投与タイミング/成分/投与量の検証を行い、最適な病院前輸血戦略を提言することを目的としている。2023年度は研究開始のための研究参加施設の募集・システム構築を行った。 1)ドクターカーレジストリの構築・開始;本研究では病院前救急診療情報を取得するためにも全国のドクターカーレジストリの使用は必須である。現在50のレジストリ参加施設から前方視的データレジストリが開始されている。 2)ドクターヘリレジストリデータ使用開始;ドクターヘリレジストリのデータ登録開始から一定年数が経過しデータ利用が可能となった。既存レジストリを用いた現状分析では病院前輸血を行っているドクターヘリ基幹施設は限られている。輸血としてはO型赤血球輸血が行われていた。 3)神奈川県ドクターヘリによる病院前輸血の分析;全国データの前に神奈川県ドクターヘリ診療を受けた症例を用いて、現状分析を行った。病院前輸血は輸血を受けていない群と比較しより血行動態が不安定でより重症であった。背景が交絡因子となり病院前輸血と生存の上昇とは関連を認めなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ドクターカーレジストリは開始されたが日本ドクターカー協議会における病院前輸血周知やアンケート・疫学調査についてはまだ完了していない。特に消防署が所有する救急車(高規格救急車)に必要に応じて医師・看護師が同乗するワークステーション型ドクターカー施設の全数把握が困難で全国メディカルコントロール協議会を通じて調査を継続する。
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Strategy for Future Research Activity |
レジストリ構築については既存レジストリを含めて順調に進行している。病院前輸血に関する疫学調査を継続・完遂し本邦における病院前輸血用血液製剤搬送方法の抽出を目指す。
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Causes of Carryover |
中央データセンター用パーソナルコンピューター端末が未購入であるため。また、全国病院前救急診療施設へのアンケート調査・疫学調査が行えておらず郵送、印刷等の費用が使われておらず支出が削減された。 データ収集やデータ解析のためのコンピューター端末購入、全国疫学調査への費用、また国内および国際会議参加費用として使用する予定である。
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Research Products
(1 results)