2023 Fiscal Year Research-status Report
Development of an ICT-based diet program and its effect on mental health indicators
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23K09691
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
中村 美詠子 浜松医科大学, 医学部, 准教授 (30236012)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上田 規江 浜松医科大学, 医学部, 特任研究員 (40974332)
三浦 綾子 常葉大学, 健康プロデュース学部, 教授 (30315452)
野末 みほ 常葉大学, 健康プロデュース学部, 教授 (20421836)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 半構造化インタビュー / 若年成人勤労者 / 食生活 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は20~30歳代の単身の勤労者を対象として食生活に関する半構造的インタビューを実施した。当初、この年代の単身勤労者は食生活に対して多くの障壁を感じていることを想定していた。しかし調査の結果、実際に障壁になると想定していた事象(残業の多さ、調理技術・調理経験の少なさ等)は存在していたものの、当事者はそれを障壁とは認識していないことが明らかになった。当事者が「困っていない」ため、「改善が必要」「改善するためにはどうしたらよいか」という認識にはつながらない。インタビューデータについては今後質的な分析をすすめていく予定であるが、「教育的プログラム」は受け入れられない可能性が高いことが示唆された。 また、企業におけるRCTの実施について、2社とディスカッションし、実現可能なプロトコールについて検討した。研究デザイン、選択基準、謝礼等様々な観点から検討したが、受け入れ可能なプロトコールの合意に至らなかった。引き続き、RCTの実施や研究デザインの変更について検討を進めていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
食事プログラム開発、RCTプロトコル完成に至らなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
食事プログラムは教育的プログラムとしないこと、食事とメンタルヘルスの検証においてRCT以外の研究デザインを含めて実施可能性を検討していく。
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Causes of Carryover |
測定機器(ベジメータ)の購入を予定していたが、円安による販売価格の上昇と獲得した研究費のバランスを考慮して購入は断念することとした。研究については測定機器をレンタル等して対応していく。
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