2023 Fiscal Year Research-status Report
早期の発達軌道から神経発達の診断を予測するためのフローチャートの作成
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23K09720
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
畠中 雄平 琉球大学, 人文社会学部, 教授 (60649846)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
蜂屋 孝太郎 帝京平成大学, 人文社会学部, 教授 (40540381)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | ESSENCE-Q / 「発達の記録」 / 神経発達障害 / ベイジアンネットワーク / 予測精度 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究で使用するデータは、2014年4月から2017年8月までの期間に高知県の2市で実施した1歳6ヶ月及び3歳健診に参加したもののうち、同意が得られた全例についてのESSENCE-Qと保健師の「発達の記録」、医療機関におけるアセスメントと診断の結果である。 「発達の記録」には、出生時の両親の年齢、喫煙歴、妊娠経過、分娩時の状況、新生児期の状況、および4ヶ月・10ヶ月健診のデータが含まれる。以上に該当する1374例について研究代表者と分担研究者で欠損値や記入の正確性について改めて確認し、データのクレンジングと固定を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年度に予定していた作業のうちデータのクレンジングと固定は終了したが、具体的な解析方法については現在も検討中である。
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Strategy for Future Research Activity |
ESSENCE-Qの解析に必要な項目について改めてデータを整理・固定し、母子保健の現場でのESSENCE-Qのスクリーニングツールとしての有用性・妥当性について、「誰によって記入されたか」も含めて検討する。また、ESSENCEー-Q自体のpsychometricsについても検討し、以上のことを学術論文としてまとめる。
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Causes of Carryover |
データのクランジングについて外注を行わず、研究者自身で実施したためそのための費用が発生しなかった。次年度以降、研究協議及び論文の掲載料等に使用する予定である。
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