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2023 Fiscal Year Research-status Report

Physical activity and long-term sick leave due to mental disorders in a working population: a cohort study

Research Project

Project/Area Number 23K09749
Research InstitutionYokohama City University

Principal Investigator

桑原 恵介  横浜市立大学, データサイエンス研究科, 准教授 (70635226)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Keywords精神疾患 / 長期疾病休業 / 勤労者集団 / 身体活動
Outline of Annual Research Achievements

少子高齢化の進展が著しい本邦では、労働力を確保するために、勤労者集団が健康に働けることが益々重要となっている。日本の職場における労働力損失の最大の原因疾患は、精神疾患であることが報告されている(Inoue et al., J Epidemiol, 2021)。そこで、本研究の目的は、日本の勤労者集団における身体活動と精神疾患による長期休業との関連を明らかにすることとした。研究デザインはコホート研究である。対象集団は職域多施設研究(J-ECOHスタディ)の運動疫学サブコホートから、2011年度または2010年度(ベースライン)に定期健康診断を受診した者を抽出した。研究用レジストリに登録された長期疾病休業情報をもとに、精神疾患による長期疾病休業の観察期間中の初発を同定した。長期疾病休業の観察期間は、データクリーニングの済んでいる2012年度から2021年度までとした。精神疾患は、休業の原因疾患に対して割り当てられた国際疾病分類(ICD)-10コードに基づき定義した。解析ではCox比例ハザードモデルを用いて、精神疾患による長期疾病休業発生の調整済みハザード比とその95%信頼区間を算出した。曝露はベースライン(2011年度。2011年度の情報がない場合は2010年度)の余暇の身体活動、仕事中の身体活動(座り作業、立ち作業、歩き作業、よく体を動かす作業)、主な通勤手段とした。これらの身体活動と精神疾患による長期疾病休業発生との関連を大まかに評価した。得られた知見の一部については、抄録としてまとめ、2024年度に開催される第97回日本産業衛生学会(広島)に演題登録を行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本研究に用いるデータセットについてクリーニングが概ね完了し、健康診断情報および長期疾病休業を含む打ち切り情報を規定するためのデータセットの突合が完了し、基礎的な解析が済んだため。

Strategy for Future Research Activity

ベースライン(2011年度または2010年度)と2012年度以降に発生した精神疾患による長期疾病休業リスクとの関係について論文化を進める。

Causes of Carryover

近年の円安および海外の物価高騰により、海外の学会参加費および出張旅費の捻出が難しいこと、また、今年度は論文発表にまで至らなかったことから、次年度使用額が生じた。論文発表に使用予定である。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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