2023 Fiscal Year Research-status Report
外来における退院後の生活を見据えた術前看護実践自己評価尺度の開発と検証
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23K09792
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Research Institution | Tenshi College |
Principal Investigator |
福田 早織 天使大学, 看護栄養学部, 講師 (30736294)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
樋之津 淳子 札幌市立大学, 看護学部, 教授 (90230656)
村松 真澄 札幌市立大学, 看護学部, 准教授 (50452991)
檜山 明子 札幌市立大学, 看護学部, 准教授 (70458149)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 術前看護 / 外来看護師 |
Outline of Annual Research Achievements |
術前外来等で術前看護を行う6名の看護師に半構造化面接を実施し質的に分析した。分析結果をもとに質問項目案を作成した。 専門家パネルおよびプレテストにより作成した尺度案の内容妥当性と表面妥当性を検討した。内容妥当性の検討は、手術看護認定看護師,外来の看護管理者,入退院支援に携わる看護師,病棟看護師、周術期看護あるいは尺度作成の経験がある看護学の研究者各1名から構成される5名の専門家パネルにより実施した。Googleフォームによる記名自記式質問紙調査で、尺度の各項目と退院後の生活を見据えた術前看護の概念の関連性を調査した。分析は各項目の内容妥当性指数(Item-Content Validity Index;I-CVI)を算出し,0.80 未満の項目は削除した.採択した項目で尺度を作成し,専門家会議で検討した。 表面妥当性の検討は外来看護師を対象にしたプレテストにより実施する。郵送法による無記名自記式質問紙調査で、現在データ収集中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
専門家パネルによる内容妥当性の検討を終えた。表面妥当性の検討は外来看護師を対象にしたプレテストを実施する。郵送法による無記名自記式質問紙調査で、現在データ収集中である。
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Strategy for Future Research Activity |
プレテストは、データ収集後、単純集計および記述統計量の算出と自由記述内容の確認を行い、専門家パネルで尺度の実行可能性を検討する。その後、尺度の信頼性と妥当性の検討を行う。外来看護師500名程度を対象に郵送法による無記名自記式質問紙調査を実施する。COSMIN-study-designing-checklist final(2019)を参考に項目分析、構成概念妥当性の検討:探索的因子分析を行った後、確認的因子分析でモデルの適合度の確認、基準関連妥当性の検討、安定性の検討で再テスト法を行う予定である。作成した尺度の項目数から因子分析に必要なサンプルサイズ、基準関連妥当性の検討に用いる尺度の適切性を確認したのち実施する。
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Causes of Carryover |
表面妥当性の検討を目的としたプレテストが終了していないため、プレテスト実施のための費用、研究分担者の基金の使用がほとんどなかったため残額が生じた。次年度はプレテストに加えて、尺度の信頼性と妥当性の検討を目的とした全国調査を実施する予定である。質問紙調査用紙等の印刷、郵送料金、SPSS(AMOS)の購入に基金を使用予定である。
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