2023 Fiscal Year Research-status Report
看護学生のセルフマネジメント支援力育成に関するハイブリッド教育プログラムの開発
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23K09805
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Research Institution | Fukuoka jogakuin Nursing College |
Principal Investigator |
豊福 佳代 福岡女学院看護大学, 看護学部, 准教授 (50737195)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八尋 陽子 福岡女学院看護大学, 看護学部, 教授 (70584720)
藤野 ユリ子 福岡女学院看護大学, 看護学部, 教授 (90320366)
吉川 由香里 福岡女学院看護大学, 看護学部, 講師 (80828111)
長 聡子 福岡女学院看護大学, 看護学部, 教授 (20441826)
永松 有紀 産業医科大学, 産業保健学部, 准教授 (20389472)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | シミュレーション教育 / セルフマネジメント支援 / 教育プログラム開発 / ICT教材 / 看護基礎教育 / OSCE |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、患者のセルフマネジメント力を支援するコミュニケーション力や分析力を高め、対象を継続的な視点で捉えることを可能にするシミュレーション教育とOSCEを連動させた教育プログラムを構築し、その効果を検証することである。 近年、医療提供システムの変化により、治療と生活の折り合いをつけながら療養する患者の、「セルフマネジメント」を支援する看護者の役割が重要となっている。このセルフマネジメントを支援する看護者にはコミュニケーション力や分析力、生活と医療を統合する力といった高い看護実践能力が求められる。そのため、看護基礎教育においてこれらの基礎となる力をつけ、自宅で療養する患者の生活を支援する視点に焦点を当てて育成することは重要な課題である。 本研究は①シナリオ作成に向けた胃切除術後患者の症状の体験に関する情報収集、②シナリオ作成と教育プログラム作成、③作成した教育プログラムの実践と評価の3段階から構成しプロジェクトを遂行している。第1段階として、2023年度にシナリオ作成に向けた胃切除術後患者の症状の体験に関する情報収集を行う計画とした。基礎調査として、胃切除術後患者および,胃切除術後患者と関わる臨床看護師にインタビュー調査を行い、胃切除術後患者が体験した症状の詳細を明らかにする予定であったが、研究の遂行に遅れが生じた。そのため2023年度は、文献からの情報収集および、インタビューガイド原案の作成を行った。また、収集した情報を元に、プログラムに使用するEラーニング教材の模擬患者情報を追加修正した。 今後は遅れていた調査の実施に向け研究計画を修正し、遂行する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究の計画は3段階で構成し、プロジェクトを遂行している。第1段階として、2023年度にシナリオ作成に向けた胃切除術後患者の症状の体験に関する情報収集を行う計画とした。基礎調査として、胃切除術後患者および,胃切除術後患者と関わる臨床看護師にインタビュー調査を行い、胃切除術後患者が体験した症状の詳細を明らかにする予定であったが、研究代表者の業務多忙により、研究の遂行に遅れが生じている。そのため2023年度は、文献からの情報収集および、インタビューガイド原案の作成を行った。また、収集した情報を元に、プログラムに使用するEラーニング教材の模擬患者情報を追加修正し、プログラム実施に向けた下準備を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、前年度に実施予定であった基礎調査を含め、計画的な研究遂行を目指して調整を行う。2024年度には、研究計画の倫理申請を行い、シナリオ作成に向けた情報収集のためのインタビュー調査を実施する。その結果、および申請者の先行研究における胃切除後患者に関する知見および、文献レビューから得られた胃切除後患者の経過(症状、セルフケアの状況、日常生活でのニーズ)を抽出し、系統的な整理・蓄積を行い、胃切除術後患者の症状体験と療養生活のストーリーを作成する。作成したストーリーは申請者の所属施設で既に開発中のEラーニング教材に組み込む。 作成した胃切除術後患者のストーリーをもとに、セルフマネジメント支援に関するシミュレーションシナリオおよび、OSCEの評価項目を設定する。2025年度以降の教育プログラムの実践に向けて調整を行う。
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Causes of Carryover |
研究計画の遅れにより、当該年度に予定していた経費の使用が生じなかった。次年度に持ち越し、研究を遂行する予定である。
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