2023 Fiscal Year Research-status Report
施設の特徴に応じた訪問看護師のための採用時社会化支援プログラムの再構築
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23K09831
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
佐藤 真由美 弘前大学, 保健学研究科, 准教授 (80336429)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北嶋 結 弘前大学, 保健学研究科, 助教 (40552683)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 組織社会化 / 新任訪問看護師 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、訪問看護ステーションの特徴に応じた採用時社会化支援プログラムを評価し、再構築を行うことである。これまでの研究で、訪問看護ステーションで新任訪問看護師と実際の場面を共有する同行訪問は、OJT(On The Job Training:現場教育)で行う社会化支援策ととらえて、研究を行ってきた。同行訪問を通して訪問看護の特性を理解して医療ニーズに対応できる訪問看護師になる支援が行われておりその存在が施設の強みとなり利用者の幅が広がることが示唆された。しかし社会化支援策と、利用者の特徴等の施設の特徴の詳細については課題として残った。 本研究は3年間の研究であり、以下の3つの研究課題について進める予定である。研究課題1.地域の訪問看護ステーションに関する実態調査:新任訪問看護師への研修の実態と同行訪問によって実施される訪問看護の特徴を明らかにすることを目的とする。研究課題2.施設の特徴に応じた訪問看護師のための採用時社会化支援プログラムの作成。研究課題3.訪問看護師のための採用時社会化支援プログラムの評価。 初年度である今年度は、地域の訪問看護ステーションに関する実態調査:新任訪問看護師への研修の実態と同行訪問によって実施される訪問看護の特徴を明らかにすることを目的とした質問紙調査を計画した。これまでの研究で得られた調査結果を集計・検討し、質問内容の精選を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
これまでの研究結果から分析をして、対象を拡大して質問紙調査をする予定である。対象となる訪問看護ステーションへの質問紙調査については、コロナ禍の状況から時期をみおくっていたため、進捗状況が大幅におくれている状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの研究結果から分析をして、質問紙調査項目を修正している。質問紙調査を修正後に対象を拡大して質問紙調査を行う予定である。
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Causes of Carryover |
予定していた質問紙調査について、コロナ禍のため訪問看護ステーションへの依頼時期を延期したため、次年度使用額が生じた。質問紙調査のための費用に使用する計画である。
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