• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2023 Fiscal Year Research-status Report

新卒看護師の職務定着に向けた職務満足とバーンアウトの因果モデルの開発

Research Project

Project/Area Number 23K09847
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

中澤 沙織  昭和大学, 保健医療学部, 講師 (50784477)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 川村 晴美  昭和大学, 保健医療学部, 准教授 (60769868)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Keywords新卒看護師 / 職務満足 / バーンアウト
Outline of Annual Research Achievements

医療の高度化により看護師の業務が複雑化・多様化する中、看護師の需要は益々増加し、今後の看護を担う新卒看護師の職場定着も課題となっている。これまでに離職の影響要因であるバーンアウト研究を積み重ね、新卒看護師の職場環境の満足度の低下がバーンアウトに影響することを明らかにした。本研究では、新卒看護師の職場環境の満足度のはバーンアウトを介し職務に対する動機付け効果をもつ職務満足を高めるのではないかと仮定した。本研究ではHerzbergの2要因理論(衛生要因と動機付け要因)を基に新卒看護師の職務満足の構成概念を明らかにし、さらにこれらの職務満足とバーンアウトの因果モデルを構築することを目的とする。
初めに事前調査として新卒看護師の職務満足の文献検討を実施した。新卒看護師の職務満足は【自己成長の実感】、【看護職の魅力】、【患者との信頼関係構築】、【多職種との信頼関係構築】、【ワークライフバランス】の4カテゴリーが抽出された。新卒看護師は患者、家族、先輩看護師などの他者との関わりにより内省し、職務満足を高めている傾向があることが推測された。Herzbergの職務満足の理論では、達成、承認、仕事そのものが、個人をより優れた遂行と努力へ動機付ける効果をもつといわれているが、新卒看護師の【自己成長の実感】、【看護の魅力】を高めるための対策を講じることで職務満足を高め職務継続にも役立つことが推測された。
次に第一段階の研究として、新卒看護師の職務満足を構成する概念を明らかにするため、2024年1月~3月に関東東海地方にある国立系病院4施設に対し、無記名自記式質問紙調査を実施した。現在内容分析を実施中である。
今後は、本結果をまとめ、学会発表、論文として公表する予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

第1段階の新卒看護師の職務満足の調査が予定通り進めることができた。本年度中に結果をまとめていく予定である。

Strategy for Future Research Activity

第1段階の研究をまとめ、学会発表、論文として公表する。
この結果をHerzbergの2要因理論(衛生要因と動機付け要因)をもとに分析する。さらに職務満足とバーンアウトの因果モデルを構築し、バーンアウトを予防するための職場環境の対策と、動機づけ要因に関する職務満足を高める対策を検討していく。

Causes of Carryover

第1段階の研究として調査までは終了したが、次年度に分析とその結果を学会や論文として発表していく予定である。また本結果を基に新卒看護師の職務満足とバーンアウトとの因果モデルの調査を実施する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2024

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results)

  • [Journal Article] 首都圏内の病院に勤務する新卒看護師が認識する実地指導者のサポートとバーンアウトの関連2024

    • Author(s)
      中澤沙織、鈴木英子、川村晴美、田辺幸子
    • Journal Title

      日本健康医学会雑誌

      Volume: 32 Pages: 409-417

    • Peer Reviewed / Open Access

URL: 

Published: 2024-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi