2023 Fiscal Year Research-status Report
「潜在看護師の復職準備状況自己評価尺度」の開発とその有効性の検証
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23K09857
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
植田 満美子 千葉大学, 大学院看護学研究院, 助手 (70827063)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
舟島 なをみ 清泉女学院大学, 看護学部, 教授 (00229098)
中山 登志子 千葉大学, 大学院看護学研究院, 教授 (60415560)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 潜在看護師 / 復職支援 / 尺度開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、次のことを実施した。 第1に、本研究が開発を目ざす尺度の基盤となる質的研究の再分析を行い、再就職を実現できない潜在看護師の経験概念の洗練を図った。第2に、就職活動の準備状況を自己評価するための他学問領域が開発したアセスメントツールを検索し、本研究が開発を目ざす尺度の使用目的、構成概念の定義を検討した。第3に、国内外の潜在看護師に関する論文の閲読や、国内の看護系学会への参加を通して潜在看護師に関する最新の知識を整理し、本研究の必要性や意義を確認した。 以上を通して尺度仕様書を作成した。次年度は尺度の質問項目の作成、尺度の信頼性と妥当性検討のための全国調査を実施する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
今年度は、尺度の質問項目の作成を完了させる予定であった。しかし、実践の場で活用可能な尺度とするためには、信用性を備えた質的研究の成果が必要である。そのため、先行研究として解明した「再就職を実現していない潜在看護師の経験」の再分析を実施した。これにともない研究進行が遅延することとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、4月から6月にかけ尺度の質問項目を作成する。また、7月に尺度検討検討会を行い尺度の妥当性の内容的側面を検討したのち8月から10月にかけて郵送法による全国調査を行う。その後、データを整理し、2月から3月にかけて信頼性と妥当性を検討し、尺度を完成させる。
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Causes of Carryover |
研究進行が遅延したため、面による共同研究者間の会議回数が予定よりも少なかった。また、海外の学会に参加し、潜在看護師に関する情報収集を行う予定であったが、そのことに適した学会がなかったため次年度に繰り越すこととなった。
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