2023 Fiscal Year Research-status Report
中堅看護師のレジリエンス強化を中核としたキャリア支援モデルの構築
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23K09873
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Research Institution | The Japanese Red Cross Kyushu International College of Nursing |
Principal Investigator |
小手川 良江 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 講師 (90341544)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本田 多美枝 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 教授 (40352348)
阿部 オリエ 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 准教授 (00341545)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Keywords | 中堅看護師 / レジリエンス / キャリア発達 / 支援モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は文献検討を行った。 中堅看護師については、役割や仕事の負担が増した状況に、ライフイベントが重なることにより職務継続の危機を経験している状況であり、ライフイベントなどを理由に離職を余儀なくされたことが、本人が望むキャリア発達を中断するリスクになっている。そのため、看護師に対してワークライフバランスの支援は増えているが、離職を防ぐことはできていない状況が明らかになった。中堅看護師が離職を選択するような困難な状況を乗り越えることで、危機をキャリア発達の機会につなげるような支援が必要である。 中堅看護師のレジリエンスを引き出すためには、困難を乗り越えた経験やその結果についての意味づけを促進することにより本人の力を発揮できるように支援すること、節目となるような困難に焦点をあてた支援を行うことが重要であることが示されており、これらを参考に支援モデルの検討を行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究代表者が病気により休養が必要となった。そのため、2023年度については、文献検討までの実施とした。
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Strategy for Future Research Activity |
中堅看護師のレジリエンスを引き出すためには、困難を乗り越えた経験やその結果についての意味づけを促進することにより本人の力を発揮できるように支援することが重要であり、この知見をもとに支援モデル案を検討する。また、支援モデル案の実施に向けて、評価する視点を明らかにし、評価のために各視点におけるベースラインを調査にて検討する。
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Causes of Carryover |
研究代表者の病気療養のため、調査の実施まで行うことができなかった。2024年度に調査を実施する予定である。
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