2023 Fiscal Year Research-status Report
マイクロアグレッションに焦点をあてた看護教育支援プログラムの検討
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23K09921
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Research Institution | Kyoto University of Advanced Science |
Principal Investigator |
市川 徳子 京都先端科学大学, 健康医療学部, 助教 (70883411)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
遠藤 誠之 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (30644794)
藤井 誠 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任准教授(常勤) (10803760)
那須ダグバ 潤子 京都橘大学, 看護学部, 准教授 (70554898)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | マイクロアグレッション / 看護教育 / Diversity and inclusion / 差別 / 性格特性 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、オーストラリアの医療機関で働く日本人看護師が経験するマイクロアグレッションを明らかにし、日本の看護分野においても応用可能なマイクロアグレッションを可視化するための看護教育支援プログラムを構築することを目的としている。 2023年度は、医療従事者を対象としたマイクロアグレッションに関連した国内外の文献レビューを詳細に行い、新たな文献および資料収集を実施した。マイクロアグレッションに関わる文献や資料は、研究対象者の属性によって障害、宗教、性と多岐にわたる文献があるため、本研究の目的に沿った人種に関わるマイクロアグレッションの文献に焦点を絞り、資料収集および整理、文献検討を実施した。2023度はオーストラリアの医療機関で働く日本人看護師を対象にパイロット調査としてアンケート調査とインタビュー調査を実施するための準備をする計画としていた。具体的には、アンケート調査票およびインタビューガイドの作成、パイロット調査の協力者募集用のオンライン掲示板作成を目標としていたが、アンケート調査項目の抽出およびインタビュー方法の検討に時間を要しており、パイロット調査用の掲示版作成については2024年度に着手することとなった。しかしながら、2023年度は本研究に関連する勉強会や研究会等に積極的に参加することで研究課題に対する知見を深めることができた。2024年度は、パイロット調査を実施できるようアンケート調査票とインタビューガイドの草案を完成させ、多くのオーストラリア在住日本人が利用しているオンライン掲示板(Dengon Net、日豪プレス)やFacebookなどのSNSグループの掲示板を活用して広く研究協力者を募集していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年度中途から休職により研究活動を一時中断しているため、アンケート調査票項目の抽出およびインタビューガイドの草案を完成するまでに至らなかった。次年度は、早々にアンケート調査票およびインタビューガイドの草案作成に取り組み、遅れを取り戻せるように努める。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、2023年度に予定していたアンケート調査票およびインタビューガイドの草案を完成させ、オーストラリア在住の日本人看護師に対するパイロット調査を実施し、意見交換を行う。パイロット調査後はアンケート調査項目およびインタビュー方法について専門職者と会議を開き、本調査に向けてアンケート調査およびインタビューの準備を行う。
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Causes of Carryover |
計画がやや遅れていることから国際学会諸費(参加費・旅費等)およびパイロット調査関連経費(オンライン掲載費・オンライン調査費用)が次年度へ持ち越しとなったため次年度使用額が生じた。次年度は計画的に執行していく予定である。
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