2024 Fiscal Year Research-status Report
COPD患者およびその家族に対する看護師主導の早期緩和ケアモデルの構築
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23K09930
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| Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
森本 美智子 岡山大学, 保健学域, 教授 (50335593)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梶原 右揮 岡山大学, 保健学域, 助教 (10880552)
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| Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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| Keywords | 非がん性呼吸器疾患 / 早期緩和ケア / 障壁 / QOL / 看護師 |
| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、臨床および在宅で直接実践に携わり、看護ケアにおいて指導的役割をもつ認定看護師を対象に、慢性閉塞性肺疾患(COPD:chronic obstracutive pulmonary disease)患者および家族に早期緩和ケアを実施することの障壁を明らかにし、看護師に求められる緩和ケアの実践内容の検討から看護師主導の緩和ケアモデルを構築することを目指している。 令和6年度は、がん患者における緩和ケアの障壁の分類(Hupceyら)、医療システムの特徴、令和5年度のインタビュー結果を踏まえ、文献レビューとの統合から、アイテムを精錬させて認定看護師を対象とした調査を実施する予定であった。 Hupceyら(2021)のレビューでは、がん患者における緩和ケアの障壁の一つとして、患者とその家族における非現実的な期待や病状の深刻さに関する否定などがあるとされているが、非がん性呼吸器疾患患者と家族へのインタビュー調査の結果(2024,学会報告)からは、COPD患者においては、家族の非現実的な期待や深刻さに関する否定よりむしろ、患者の症状への関心の乏しさなどの状況も示された。家族自体の病気や症状に対する理解の不足も考えられ、障壁には異なった側面もあるものと考えられる。 なお非がん性疾患患者のケアを行う看護師の緩和ケアに対する知識のレベルは低いとされていることから、緩和ケアに関する知識や自信の程度も把握する必要性があり、尺度の選定も実施した。なおこれらの尺度に関しては日本語版がないことから尺度翻訳を行って、現在研究をデザインしている段階である。令和7年度は全国調査を実施する。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
令和6年度は、がん患者における緩和ケアの障壁の分類、医療システムの特徴、令和5年度のインタビュー結果を踏まえ、文献レビューとの統合から、アイテムを精錬させて認定看護師を対象とした調査を実施する予定であった。がん患者の領域で開発されている緩和ケアに関する自信の高さを測定するツールの検討を行ったが、日本語版がないことから翻訳作業などの必要性もあり、予想以上に準備に時間を要しているためである。
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| Strategy for Future Research Activity |
研究補助者の協力を得て、翻訳した尺度も用いながら、調査をすすめる。看護師の緩和ケアに関する知識や自信も加味しながら、がんとは異なる非がん性呼吸器疾患特有の早期緩和ケアにおける課題を明らかにできるよう、すすめていく予定である。
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| Causes of Carryover |
認定看護師への調査を計画していたが、調査には至らなかったため、調査に関する消耗品や謝金等が生じていないためである。調査の実施で使用を予定している。
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