2023 Fiscal Year Research-status Report
就労している2型糖尿病患者のリカバリー経験を活用した看護支援方法の開発
Project/Area Number |
23K09941
|
Research Institution | Senri Kinran University |
Principal Investigator |
中尾 友美 千里金蘭大学, 看護学部, 教授 (90609661)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 安子 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50252705)
堤 千代 聖マリア学院大学, 看護学部, 教授 (20369846)
脇 幸子 大分大学, 医学部, 教授 (10274747)
河田 照絵 日本赤十字看護大学, 看護学部, 准教授 (40438263)
高橋 慧 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (10894941)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
|
Keywords | 糖尿病 / セルフケア / リカバリー経験 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、就労している2型糖尿病患者に対し、リカバリー経験といった側面から糖尿病のセルフケアを促進する方法を検討することであり、①就労している2型糖尿病患者のストレス、リカバリー経験、糖尿病のセルフケアの相互の関係を明らかにする、②リカバリー経験を活用した看護援助方法について検討をする、③ 検討した看護援助を実践し、その評価をする、といった3つの調査を実施する予定である。 2023年度は、就労している2型糖尿病患者のストレス、リカバリー経験、糖尿病のセルフケアの相互の関係を明らかにするための質問紙調査を開始した。まず、調査票について、調査内容、調査項目数、質問の適切性について研究者で検討をした。調査内容は、対象者の背景(年齢・性別・勤務形態・糖尿病の教育経験・HbA1c・BMI・治療・合併症など)に加え、職業性ストレス、リカバリー経験、糖尿病のセルフケア能力、生活時間のマネジメント、セルフケア行動としていたが、対象者の負担を考慮し、セルフケア行動に関する一部の質問項目を削除した。次に、研究協力者に調査の説明をすると共に、研究分担者と研究協力者で再度調査の適切性について検討をした。その上で、研究代表者が所属する大学の研究倫理審査を受け承認をされた後、研究倫理審査委員会がある施設においては、研究倫理審査を受け承認を得て調査を開始した。現在、4つの施設で調査を開始し、55名から回答を得ている。引き続き調査を進めていく。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
調査票の作成、研究倫理審査が予定通り進み、調査施設の協力も得られたことより、予定通り調査を開始できた。
|
Strategy for Future Research Activity |
予定通り研究は進められているが、問題が生じた場合は、研究分担者や研究協力者と協力して対処する。
|
Causes of Carryover |
2023年度は、対面での会議回数を減らしたため、旅費や会議費の使用金額が少なかった。2024年度はWeb会議も活用するが、データ分析および論文の作成を行うため、対面での会議回数が増える予定である。
|