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2023 Fiscal Year Research-status Report

統合失調症をもつ当事者にとっての『程よい病識』につながる看護支援の指針の開発

Research Project

Project/Area Number 23K09951
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

牧 茂義  名古屋大学, 医学系研究科(保健), 講師 (90783415)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 安藤 詳子  一宮研伸大学, 看護学部, 教授 (60212669)
小澤 直樹  一宮研伸大学, 看護学部, 講師 (80908260)
永井 邦芳  名古屋学芸大学, 看護学部, 教授 (70402625)
大平 幸子  岐阜大学, 医学部, 准教授 (40612619)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2028-03-31
Keywords統合失調症 / 病識 / 当事者 / 病の不確かさ
Outline of Annual Research Achievements

統合失調症をもつ当事者の『病識』に関して幅広く文献検討をすすめながら,次年度以降に予定している調査に向けて,研究計画の立案をすすめている。申請書作成当初は,統合失調症をもつ当事者の『病識』に焦点をあてて,研究をすすめる予定であった。しかし,幅広く文献検討をすすめるなかで,『病識』は,当事者の自己に関わる認識のうち,病に関する側面であると捉えることができた。病に関する側面だけでなく,より幅広く当事者の自己に関わる捉え方まで範囲を広げて研究をすすめる必要性があると考えられた。当事者の自己概念を含めた文献検討をしながら,次年度以降に計画している統合失調症をもつ当事者に対するインタビュー調査の研究計画の立案をすすめている。
統合失調症をもつ当事者の『病識』に関する文献検討の内容は,2024年8月に開催予定である日本看護研究学会第50回学術集会において,学会発表をする予定である。国内外の文献検討の結果,明らかになったことは3点ある。1点目は,病識を高めるための取り組みとして認知行動療法の手法をベースにしたプログラムが開発されていることである。2点目は,当事者のメンタルヘルスを考慮したプログラムの開発が行われていない事である。3点目は,その人らしく生きるために必要な病識の程度を検討することは行われていないことである。これからの知見を今後の研究計画の立案に活用しながら,統合失調症をもつ当事者に最適な病識との程度や,最適な病識を得ることを目的としたプログラムの開発につなげていきたい。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

申請書作成当初の計画通りに進展している。

Strategy for Future Research Activity

地域で生活する統合失調症をもつ当事者が通う就労継続支援施設や精神科デイケア,地域生活支援センターに研究協力を仰ぎ,当事者の紹介やインタビュー調査の依頼をすすめていく。

Causes of Carryover

申請書作成当初は,デスクトップPCを新規に購入することを計画していたが,すでにあるPCをそのまま使用することができているため,残額が生じている。今後、PCの購入が必要になるため,その際に使用していく。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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