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2023 Fiscal Year Research-status Report

進行肺がん患者の倦怠感セルフマネジメントを支える外来型 Keep-Moving看護支援の開発

Research Project

Project/Area Number 23K09984
Research InstitutionNiigata College of Nursing

Principal Investigator

樺澤 三奈子  新潟県立看護大学, 看護学部, 准教授 (80405050)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 酒井 禎子  新潟県立看護大学, 看護学部, 准教授 (60307121)
石田 和子  新潟県立看護大学, 看護学部, 教授 (30586079)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2027-03-31
Keywords倦怠感 / 進行がん / 肺がん患者 / 看護介入
Outline of Annual Research Achievements

2023年度の計画のうち、計画①進行肺がん患者を含む高齢がん患者に対する運動介入研究の文献レビューを行った。医学中央雑誌、PubMed、CINAHLを用いて、2013年以降の10年間の文献を網羅的に検索した。次に、選定基準に照らし、一次選定では主題と抄録を読み、二次選定では論文の本文を熟読して文献を抽出した。包含基準は、がん患者の身体機能の維持や改善をアウトカムとして設定し評価しているもの、看護師が介入者として関与するものとした。収集するデータは、運動介入の内容・方法、リスク管理および運動継続のための工夫、効果指標とその結果であった。全データベースから452文献が検索され、一次・二次選定で抽出された6件を分析対象とした。身体機能の維持や改善を目的とする介入の内容・方法は、有酸素運動と筋力トレーニングの組み合わせが5件、有酸素運動とバランス運動を併用したものが1件であった。また栄養プログラムとの併用が2件あった。介入期間は4週間から10週で、1回の時間は30分以内、頻度は3日/週~毎日に設定されていた。自己管理による在宅ベースの運動が5件、看護師による施設監督下運動が1件であった。リスク管理・運動継続のための工夫として、いずれも運動処方が作成され、強度は低強度から漸増する基準が設定されていること、医師、理学療法士、看護師等がチームを作り運動と生活・症状管理を専門性に応じて患者を支援する、行動変容のための理論を用いて目標設定、セルフモニタリング、フィードバックが組み込まれていることが明らかとなった。
レビュー結果に基づき、計画②の有識者レビューに向け、特に運動継続および安全性の担保のための看護師の役割と運動処方の基準を具体化することをねらい、プログラム原案を修正した。また計画③の教材作成を併行することとし、アプリ、パンフレット、動画のコンテンツの構成案を作成した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

COVID-19の感染遷延の影響により、当該年度の計画②有識者レビューおよび計画③の教材作成の進捗がやや遅れている。有識者レビューの後に速やかに教材作成が進められるよう、有識者レビューに先立ち、計画③の教材案を試案することで遅れに対処している。

Strategy for Future Research Activity

当該年度の計画がやや遅れていることに対して、計画②の有識者レビューを行った後に速やかに教材作成が進められるよう、レビューに先立ち計画③の教材案を試案している。

Causes of Carryover

当該年度の計画の進捗がやや遅れているため、主に計画②の有識者レビューおよび計画③の教材作成のための費用が残っているため、2024年度にこれらの計画の実施において残金を使用する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2024

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] がん薬物療法中の高齢がん患者の動ける力を支えるための運動介入に関する文献レビュー2024

    • Author(s)
      樺澤三奈子 , 酒井禎子, 坂田智佳子
    • Organizer
      第37回日本がん看護学会学術集会

URL: 

Published: 2024-12-25  

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