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2023 Fiscal Year Research-status Report

閉経移行期症状のセルフアセスメントシートの作成と妥当性の検証

Research Project

Project/Area Number 23K10068
Research Institution湘南医療大学

Principal Investigator

今野 和穂  湘南医療大学, 専攻科, 准教授 (20867551)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岡山 久代  筑波大学, 医学医療系, 教授 (90335050)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Keywords更年期症状 / 閉経移行期 / 日本人女性
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、更年期のはじまりの時期の更年期症状の特徴を明らかにし、更年期症状の出現を早期発見するためのセルフアセスメントシートを開発し、妥当性を検証することを目的としている。
本研究の実施計画は、令和5年度に閉経移行期女性に出現しやすい更年期症状を抽出し、セルフアセスメントシート(案)を作成する。令和6年度~7年度に、作成したセルフアセスメントシート(案)の妥当性を検証し、成果発表を行う予定である。
令和5度は、フォーカスグループインタビュー調査による閉経移行期女性の更年期症状の抽出を行った。更年期症状の自覚のある閉経周辺期および閉経後の日本人女性を対象に、閉経移行期で更年期症状を自覚し始めた頃の症状について、4名1組のフォーカスグループインタビューを5回実施した。フォーカスグループインタビューによって得られたデータを質的帰納的に分析し、閉経移行期女性の更年期症状を抽出した。分析結果は、メンバーチェッキングによって内容の確認を行った。質的分析では、最終的に352のデータが得られ、55サブカテゴリ―、34カテゴリーに分類された。現在、得られたサブカテゴリ―結果を活用し、文献から抽出された症状と合わせ、アセスメント項目として活用するための質問を作成中である。また、フォーカスグループインタビューで得られた質的データは、閉経移行期女性の更年期症状を具体的に描写した貴重なデータであった。そのため、本調査結果を研究論文としてまとめ公表するための準備を合わせて進めている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本研究の実施計画は、令和5年度に閉経移行期女性に出現しやすい更年期症状を抽出し、セルフアセスメントシート(案)を作成する。令和6年度~7年度に、作成したセルフアセスメントシート(案)の妥当性を検証し、成果発表を行う予定である。
計画書では、令和5年度内に予備調査に着手している計画であった。しかし、フォーカスグループインタビューを5回以上開催するにあたり、研究参加者の日程を合わせる調整に時間を要した。また、得られたデータ量も多く、分析に予定よりも時間を要してしまった。調査には時間を要したが、フォーカスグループインタビューによる閉経移行期女性に出現しやすい症状の抽出を令和5年度内に終えることができた。現在、フォーカスグループインタビューで得られた症状と文献から抽出された更年期症状を統合し、アセスメント項目の作成を行っている。令和6度は予備調査によってアセスメント項目の洗練化を実施し、閉経移行期女性のセルフアセスメントシート(案)の作成へと進めることが可能である。そのため、本研究は研究実施計画と照らし合わせ、おおむね順調に進展していると判断した。

Strategy for Future Research Activity

令和6度は、フォーカスグループインタビューで得られた更年期症状と文献から抽出された更年期症状を合わせ、アセスメント項目として活用するための質問紙を作成する。作成した質問紙は研究倫理審査を経て、閉経移行期の日本人女性30名を対象にインターネット調査を実施する。この予備調査によって質問項目の洗練化を実施し、閉経移行期女性のセルフアセスメントシート(案)を作成する。令和6年度内に、閉経移行期女性のセルフアセスメントシート(案)の妥当性の検証に向け、研究倫理審査を経てインターネット調査を開始する。

Causes of Carryover

研究実施計画では、令和5年度内に閉経移行期の更年期症状についての質問紙を作成し、閉経移行期の日本人女性30名を対象に、インターネットを用いた予備調査によって質問項目の洗練化までを実施予定であった。しかし、フォーカスグループインタビューによるデータ収集及び分析に時間を要したことで、インターネットによる予備調査が令和6年度の実施になった。そのため、インターネットによる予備調査費として計上していた令和5年度内の費用を令和6年度に使用する。また、フォーカスグループインタビューの質的分析に時間を要したため、令和5年度内に学会発表を行うことができなかった。令和5年度内の学会参加費を令和6年度に使用する。

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Published: 2024-12-25  

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